本日は前回に続きフローリングの張り替えに関係するお話で、「床の下に隠れている根太の位置を探る方法」を紹介したいと思います(`・ω・´)
なぜ根太の位置を知る必要があるのか?
前回の記事の派生になりますが、捨て貼り(コンパネ)の上にフローリング材が張られた住宅の場合、基本的に「重ね張り」をするにしても根太の心配をする必要がない。
しかし我が家の場合、根太工法でフローリング材が張られている為、根太の正確な位置を知る必要があった。
なぜなら経年劣化したフローリングの上に、何も気にせず張っていくと、重ね合わせたサネが下の弱い位置(根太と根太のすき間や、元々弱い部分)の上にきた場合、見かけはキレイに完成したとしても、長期的に見てそのポイントが「沈み込みや浮き」を起こす可能性が考えられるからだ。
どらネコがエラそうに・・・
では床の下に隠れて見えない根太の位置をどうやって正確に知る事ができるのか?
もし、分からなくてここまで迷い込んできたあなたには、今回は3つの方法の中から自分に合った方法を探してもらいたい。
まずは最初に今回、僕が行った方法から・・
1.ネオジム磁石で根太を探す
最初に言っておくがこの写真を見て、「あれっ? 黒色のローターなんて初めて見たよ!」なんて思わないで欲しい。この黒い物体はローターではなくネオジム磁石である。
でも、形は似てるね・・
ちなみに僕は、このローター型のネオジム磁石を子供の頃に横浜中華街で父親に買ってもらった。当時はネオジム磁石がまだ珍しく、このローター型の磁石を手の中で回しながら空に放り投げると、S極とN極が交互に反作用し合い回転しながら凄い音をだす。(バチバチバチバチっと)
今となっては何が楽しかったのか意味不明だが、子供の頃のオモチャがこうして大人のオモチャに生まれ変わったのだから、亡き父もさぞ喜んでいるに違いない。
ネオジム磁石で根太探し
さて、ネオジム磁石で何をするのかと言えば、まずは床下に刺さっている釘を探す事から始める。
根太工法のフローリングは必ず長手面の雄サネと根太がビスで固定されているから、釘の位置が分かれば根太の位置も分かるという訳だ。
普通の磁石では反応が弱いから、やはりネオジム磁石をお勧めする。(おそらく今は100均でも売っている)
この磁石をサネに沿って転がすとフローリング下の釘に反応して、その場でクルクルと回りだす。その中心に釘があるという訳だ。(普通のネオジム磁石でも可能)サネに沿っていけば次々と見つかるだろう。
その釘の位置にマジックでしるしを付けていく。
簡単な作業だから10畳ぐらいであれば10分もあれば終わる。全ての釘の位置にマーキングを入れたら、それを目印にしてマジックで直線を引く。
※部屋の端と端の釘だけで直線が引けそうだが、途中で根太の位置が変わってる事があるので用心の為、全ての釘を探し当てた。
根太の幅は大体30mmが多いから、多少は直線からズレても気にしない(ノ)・ω・(ヾ)
こうして根太の位置を書き込んでおくと、作業中に迷う事なくビス打ちができるし、張り合わせの位置も調整する事ができる。
ちなみに今、このネオジム磁石が売っているのかと探したら並行輸入で売っているらしい・・
しかし何度も言うがローターではないので、あくまで子供のオモチャだという事を勘違いしないで欲しい・・
2.壁内センサーを使う
壁内センサーを使うのが一番スマート!
超音波を使って見えない壁の中の間中や電線や金属パイプなんかも見つけてくれる。
僕は昔から壁に穴開けて都合の良い場所に電源作ったり、ガス線以外のリホーム全般をDIYしてるんだから、絶対に持っていてもいいハズなのになぜか持ってない。
1000円ちょっとで買えるんだから買えばいいのにさ・・・
※「貧乏の神」とは、僕の心の中に住む究極的な節約の神様の事です
そのくらい買えよ・・
どんだけだよケチ野郎が・・・
わたしですか?
じゃあリアルにアマポチしようじゃないですか!
3.でも職人的感覚で充分じゃない?
わざわざ釘探したり、線引いたり、センサー使ったりしなくても経験値の高い職人さんであれば、感覚的にすぐ根太の位置が分かるのだろうと推測する。
職人さんがフローリングを張る時、中心線(黄線)を決めて作業する事が多い。そしてその中心線の張り合わせには必ず根太が入っている。
そして大体どこの家でも根太の間隔は一尺(303mm)か450mmと決まっている。(根太自体の幅は大体は30mm)
貼り合わせの下に根太をもってくるのは常識だから、中心線の両端の張り合わせの間隔(長さ)を見れば、一瞬で一尺なのか45mmなのかが感覚的に分かるのだろう。
あとは作業しながら、指の骨でコツコツして音の違いを聞き分けて、すぐさまエアビス決めてさ!
ヤベーわ!
ちなみに僕も「貼り合わせ」を見れば感覚的に根太の位置が分かるが、to-shiroの為、視覚的に位置を把握する為にマジックの直線が必要だった。
まぁ、こんなトコだろうか…。