「双子座」は黄道十二星座の一つとして普段からとても馴染み深い星座の一つです。
綺麗な左右対称で端正なイメージがありますが、実は「双子」じゃなかったんですよ(ノ)・ω・(ヾ)
Contents
夜空を眺める
夜空を埋め尽くす星々。肉眼で確認できるだけでも3500個ほどはあるそうです。その一つ一つに線を描き、動物などの形を当てはめていき星座を作る。
そしてその星座から物語を作り出していく。代表的なのはやはり「ギリシャ神話」になりますが、大神ゼウスを中心に様々な物語が語られています。(僕は星空が好きなので全部知ってますが)
っという思いと・・・
そんな現実的な見方もしちゃってみる(ノ)・ω・(ヾ)
中国を起源とする「七夕の物語」もしかり、世界中ありとあらゆる所で星空を題材としたロマンチックな物語がありますが、今回はギリシャ神話での「双子座の物語」を少し触れてから話を進めたいと思います☝
「双子座の神話」 カストルとポルックス
双子座の誕生は、何かとお騒がせなゼウス(大神)が、スパルタの王妃レダに恋に落ちる事から始まります。(不倫ですが・・)
レダに魅せられたゼウスは白鳥の姿になり、レダにモーションかけまくります。
めでたく?レダは卵を2つ生み落とします(途中割愛と、後にこの白鳥が白鳥座となります)
この2つの卵から、後にトロイ戦争が関係してくる双子の姉妹(ヘレネとクリュテムメストラ)と、「双子座」になるポルックスとカストル兄弟が生まれてきます。
ここで面白いのが、ヘレネとポルックスには浮気相手のゼウスの力が(不死の力)。クリュテムメストラとカストルはティンダリオス王の力が備わりますが、王が人間なのでやがては死ぬ運命にあります。
ギリシャ神話ではポルックスとカストル兄弟は大変仲が良く、武勇に優れ度々「ふたごの兄弟」として登場します。
牡羊座の神話で登場する「アルゴナウタイの冒険」にも2人は参加しています。まさに英雄です。
そんな2人にも因縁の宿敵が・・
リュンケウスとイダスという双子で、なんと2人の従弟という設定。神話中も数々の事件とバトルが繰り広げられます。(少々笑える事件もあり)
最終的に2人は勝利を収めますが、その時の流れ矢でカストルは命を落としてしまいます。(不死の力がない為)
幼い頃より全てを共にしてきたポルックスはカストルの死を受け入れる事ができず、共に死ぬ事もできない自分に絶望し、父親である大神ゼウスに不死を解いてもらう様、祈り強く懇願しました。
ゼウスも我が子でもあるカストルの死を悲しみ、ポルックスの兄を慕う心に打たれ2人を仲良く「双子座」として夜空にあげてあげましたとさ、めでたしめでたし👏 ??
左の明るい星がポルックス、右のやや暗い星がカストルです。
さて、ここからはギリシャ神話から少し離れまして、タイトルの「双子座じゃない」という天文学的な話をしていきたいと思います。
神話では流れ矢で殺されてしまったカストルがこの話の主人公の星です。
カストルは連星だった!
カストルは天文学的には2億年というまだ若い星です。
肉眼では1つの星にしか見えないカストルを「連星なんじゃないか?」っと言い出したのはフランスのカッシーニですが、この時代ではまだ天体観測技術が進んでない頃の話だったので確認が難しかった様です。
連星とは、太陽の様に自ら光り輝く星(恒星)が、お互いの重力にグルグルと引かれあってる2つの星の状態で、言わば双子の様な星の状態を言います。
天体観測技術が進み、後にやはりカストルは連星であるという事が分かりました。
467年と言う公転周期で、カストルA.カストルBという名前がつけられました。まさに双子座の中に双子の星があったと言う事ですね。
しかし、話はここで終わりではないんです☝
カストルAも連星だった!!
カッシーニの発見から100年後、ロシアの天文学者アリスタルフ・ベロポルスキが新たな発見をします。
なんとカストルAも双子の星だったのです。
小さな星がカストルAの周りを、わずか6日の公転周期で回っている事が分かりました。
この時点で世界中の天文学者の注文が一気にカストルに集まります。
そしてさらに続きます・・
カストルBも連星だった!!!
ふぅ〜、ここまで来ると疲れてきちゃいますね💦
何と、双子座のカストルの中には2つの連星(ふたごの星)があったと言う事ですね。
いやぁ〜、驚きました💦
んっ? えっ?💦
そう、ご推察の通り・・・
カストルCも連星だった!!!!
その後、カストルCという星も発見され、これもまた連星でした。
実に6重連星!
そう! 双子座は実は、「双子なんかにとどまらず6つ子座なんじゃないか!」とムリコジしてみるゴマなのでありました!
そうです、そうです💦 僕が勝手に言ってるだけですが、これをギリシャ神話とも絡めてみます。
ギリシャ神話と6重連星
ギリシャ神話中でも、双子座のポルックスとカストルは何かと双子には縁があります。
一緒に生まれてきた姉妹の双子(ヘレネとクリュテムメストラ)、生涯因縁の戦いをした従弟の双子(リュンケウスとイダス)。
そして、最新の天文学で解明した双子座の6重連星(僕の中では6つ子説)
ゼウス様は姉妹も、因縁の従弟もまとめて「双子座」にしたのかなぁ・・
随分と「粋」な事するなぁ🤤
なんて事を「双子座」を眺める度に考えたりもします。
そして、「双子座」の人に出会うと僕はこの一連の話をしたりします(もちろん熱量を抑えて☝💦)
その話をした結果・・・
「実は双子座じゃなかったんだよ」
・・・・・・・
ま、まぁ、まぁ、そんなモンですよ💦
宇宙好きなんてそうそういるもんじゃないですよ😱💦
自己満足の世界ですからね☝💦
そう、もし宇宙好きな「双子座」さんがいたら、冬の夜空・・・
そんな話もいいかも知れないですね🙂 メデタシメデタシ🤭
(脅威の20分で書き上げたので誤字脱字の山でっしゃろー🤣)
初めましてこんばんは。
すごくおもしろかったです。
宇宙の事いっぱいやってくれたらうれしいです。ありがとうございました。
あら、遅くなりました。コメントどうもありがとうございます。
僕も宇宙マニアなので、これから少しずつ取り上げますよ(*・ω・)ノ
そうそう、連星と言えばおもしろい話があるんですよ↑
また近いうちに取り上げマウス(ノ)・ω・(ヾ)