2018年5月2日
夕焼け,夕日,黄昏

きっと僕だけではないと思います。
夕日を眺めてると、なぜかとても懐かしい、それでいてとてもノスタルジックな気持ちになる時があります

「 何をそんなに懐かしがっているんだろう?」

そんな自分自身の気持ちの深層を探り、夕日についていくつか考えてみたいと思います(`・ω・´)

なぜ夕日について考えてみたのか

 

くだらない事ですが、僕は時々、自分の気持ちを検証する時があります。
どういう事かと言うと、

なぜコレが好きなんだろう?

なぜコレが嫌いなんだろう?

なぜネコの事が好きなんだろう?

なぜ夕日を見ると切なくなるんだろう?

好きな事や嫌いな事に理由なんか必要ないとは思います☝
しかし暇人な僕は今日も自分自身の心の奥を探ってみたいと思います(ノ)・ω・(ヾ)

なぜ夕日は懐かしい気持ちになるのか

 

手塚治虫の漫画、火の鳥の「 望郷編」で夕日の事をこう表現しています。

夕日,黄昏,夕焼け1

僕達人類が夜中でも自由に動き回れる様になったのは人類史300万年という時間の中ではごく最近の事です。

僕たちの先祖は膨大な時間の中で、ほぼ99%電気のない時代を過ごしていました。
これは本当に驚くべき事で、僕達は現在、超ハイスピードで技術革新している真っ只中に生きている、まさに奇跡の様な時代を生きているのです。

昼は狩りに農作業、夜は月明かりがなければ、漆黒の闇の中で生活(就寝)していました。

火を扱い、自由に松明で夜を照らし始めたのだって人類史からすれば、ほとんど最近と言ってもいいかもしれません。

夜の闇がどれほど、怖く、寂しく、恐ろしかった事でしょうか。

僕達は電気の明かりに慣れきっていますが、電気が全て消えた状態の夜が、どれほどの深い闇を持っているのか、1m先すら見わたす事のできない、それが本来の夜の姿なのです。

昼は直視する事もできない煌々と輝く太陽が、漆黒の闇を迎える直前、オレンジ色、時には燃える様な真っ赤な姿をして地平線に沈んでいきます。

その夕日を僕達の先祖は、どんな思いで眺めていたのか。
1日の終わりであり、闇への入り口のわずかな時間、きっと物悲しい思いで眺める事が多かったんじゃないでしょうか。

僕達の先祖は何百万年も、繰り返し繰り返し、命のリレーをしながら、気の遠くなる様な時間、回数の夕日を眺め、思いに馳せてきたんだと思います。

そんな何百世代に渡る先祖の記憶が、僕達のDNA(遺伝子)に刻まれていて、その記憶が夕日を眺めている僕達を、懐かしくノスタルジックな気分にさせているのかもしれない・・・

っという、少しロマンティックな説を言ってみちゃったりもします(ノ)・ω・(ヾ)💫

人の一生を1日に置き換えてみる

 

この世に生まれた時を1日の時間で、午前0時としてみます👶

幼少期、青年期はまさしく1日の中で言えば夜明けでしょう。
これから先、何が待っているのか、可能性と希望に溢れています。

太陽が真上にある午後0時、これは成人、20歳ぐらいになるのでしょうか。
身体的なピークは18歳前後と言われていますが、ここから人は成熟期に入っていきます。
つまりここからは、緩やかなピークアウトに入ります⤵

人は誰しも平等に歳をとっていきます。

日が陰り、太陽が夕日に変わった黄昏れ時。
その夕日と人生の時間を重ね合わせた時、人は決してもう戻れない若かりし日々、懐かしき日々を思いだし、ノスタルジックな気持ちになるんではないでしょうか。

夕焼け,夕日,黄昏3

夕日の思い出

 

誰しもが遠い記憶を辿っていった時、夕日には数えきれないぐらいの思い出があると思います。

学生の頃、彼女と公園で見た信じられないくらい大きな真っ赤な夕日。

ラグナビーチのPCH沿いのベンチで毎週の様に大学の友達と見ていた夕日。

でも、もっと根源的な夕日の懐かしさを感じるのは子供の頃、毎日の様に外で遊び夕日が暮れてから家に帰ると、母の姿がそこにあって、いつも優しく迎えてくれたあの記憶。

普段、全く意識する事はなくても、夕日を眺めていると、そんな遠い日の記憶が僕の奥底に眠っていて、もう戻れない過去を、もう二度と会えない人との思い出が僕をノスタルジックにさせているんじゃないか・・・

・・・っという話。

ノスタルジーとは・・

 

「 夕日」と、「 ノスタルジック」は何でこんなにも同じイメージをしてるんだろう。

人は誰しも現在から未来に向けて一方通行の道を歩き続けている。

現在は、次の瞬間には過去になる。

自分にとって良かった時間も、悪かった時間も過去へと押し流していく。

「 ノスタルジー」は、取り戻せない過去への憧れ。

現在を生きる僕達は、「今の幸せ」になかなか気づく事ができない。
その現在が「 過去」になった時、たまらなく愛おしい「 時間」だったと気づく。

なぜ「 夕日」は懐かしいのか。

それは「 日没」が一日の中で最も「 時間の変化」を感じるからかもしれない。

誰もが沈む「 夕日」を感じている。

決して戻る事のできない「 過去」への憧れが、「 夕日」を眺めるたびに揺り起こされる。

夕焼け,夕日,黄昏4

「 ノスタルジー」は、「 哀愁」に似ている気がする。

「 ノスタルジー」は、「 癒し」に似ている気がする。

「 ノスタルジー」は、「 昔は良かった」と繰り返しがち・・・

「 ノスタルジー」は、過ぎ去った時間や時代、ふるさとを懐かしむ気持ち。

「 ノスタルジー」は、いつも「 あなた」を想い出す・・

過ぎ去った日々を愛おしく懐かしむ事ができるからこそ、現在の「 時間」を大切に生きる事ができる。

この「 今」は、いつの日か未来の自分が夕日を眺める時、ノスタルジックな気持ちにさせてくれるのだろか。

そこにはきっと、今日と変わらない夕焼けがある。

僕達の先祖が何百万年と繰り返し眺め続けた「未来の、現在の、過去の夕日」があるのだろう・・

夕焼け,夕日,黄昏

                                                                             2018.05.02🐮💕

 

んっ・・・??

未来🐱?

「未来少年がやって来たのかニャ🐱?」

夕日を眺めてると、なぜ懐かしい気持ちになるんだろう・・・

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