2023年4月23日
デジタル遺産資産

 

人間とは「いつかは死ぬ」という事が頭では分かっているのに、それでも自らの死はまだまだ先だと考えてしまい、あらゆる事を先送りにしてしまう傾向がある。

もし、私が明日死んでしまうという事が確実に分かるのなら、最期に勇気を振り絞りどうしてももう一度会いたい人がいます。

 

ご存知、です🙏

 

まぁそれはさておき、今夜は誰もが他人事ではないデジタル遺産・資産問題の「終活」について考えつつ、私も資産整理の一環としてビットコインをBRDからCoincheckへ送金しようと思います。

 

デジタル遺産問題

 

デジタル遺産資産

デジタル遺産問題とは一般的に、故人が亡くなった後のパソコンやスマホの中に存在するデータ(写真や動画・電子マネーやポイント・サブスク等の支払い・SNS・ネットバンク口座等)をどう処理するかという遺族に残された問題である。

例えばアダルトビデオのサブスクの支払い程度であれば、死亡後の法的な手続きをして大元の銀行がクローズした時点で延滞が発生、督促が自宅に届いた際に遺族に発覚。 ログイン情報を開示してもらい、履歴を調べたら性癖がバレバレになっちゃって「お父さんド変態だったんだね」なんて子供達にドン引きされつつアカウントをクローズすれば無事解決。

 

ゴマ
ギリ「NTR」までかね?

 

ギリでしょうな

 

ちなみに私はというと、日頃から「死」は近いところで意識しているので上記一般的なデジタル遺産については既に対策済み。
また、実務法手続きや、相続・権利関係も私の代で随分とスマートにしてあるので、私の遺族が困るというような事はまずない。

ただ一つ、私が死後のシミュレーションをする中で「こりゃ早めにカタつけなきゃな」と思っているのがそう……   デジタル資産についてだ。

 

デジタル資産とは・・

 

デジタル遺産資産

デジタル資産とは一般的に、インターネット上で管理・やり取りされる価値のあるデータの事を指しますが、代表的なものでは仮想通貨(暗号通貨)やNTF、最近ではメタバース上の所有データ(不動産や通貨)などもこれに含まれます。

まだまだ一般的には馴染みの少ないデジタル資産ですが、ネット上では現在進行形であらゆる情報に「付加価値」を創造し増殖し続けているのでこれから先、遺族では解決できないトラブルも多くなっていくと考えられます。

なぜなら故人が物理的に保有していた資産(不動産や株式・預貯金)などと異なり、デジタル資産は故人が所持していた事自体に気づきにくく、遺産分割を終えた後に発見された場合、再度遺産分割協議を行わなければならないという面倒な事態にもなりかねません。

 

そもそも価値が分からない

 

デジタル遺産資産

例えば、故人が数千万円分のNTF作品を保有していたとして、誰にも知らせていなければ遺族のみならず普通の弁護士や司法書士でもその「価値」に気づく事は難しいだろう。

また、そもそも故人が死亡した時点でスマホのトップにアクセスできれば捜索のしようもあるが、物理的に壊れてしまっていたり、クラウドアップしていない、パスコードが解除できないなどの問題があると、遺族でも手が出せないことになり、そうなると生前に所有していた故人のデジタル資産もろとも仲良く永眠する事になってしまう。

 

デジタル資産の解決方法

 

言っといて何ではありますが、解決方法なんてものはありはしない。有史以来「デジタル資産」なんてものが誕生したのはここわずか10年足らずの話しで、今まさにこの問題が始まろうとしている。

デジタル資産の知識がない遺族であれば、そういった事にも精通した弁護士なりに依頼しなければならないと思うが、一つ必ず気をつけなければいけない事がある。

デジタル資産というものは、IDとパスワード(取引パス)さえあれば銀行や不動産などと違い、いつでも誰でも簡単にそのデータを移動できてしまうのだ。

例えば、スマホも扱えないようなITに疎い遺族の依頼を受けた弁護士が、10億円分の故人のデジタル資産を発見したとしよう。
「何もなかったです」と言って履歴共々アプリを消去してしまえばそれだけの話だ。
あとはダークウェブを使うまでもなく堂々とウォレットを移動しながらマネロンして、最後は架空口座へ振り込み「士業だって人間だよね、カンパーイ♪」 

 

 

ーなんて事は絶対にない!ー

 

 

っと言いきれないのが人の世の常。
真っ当な事務所であれば第三者を交えてその場で全ての資産を洗い出し、「預り」なんて事はしないと思うのでその点は十分に注意してもらいたい。

つまり、遺族にそんな無用な心配や負担をかけない為にも、デジタル資産保有者は生前に何らかの対策をしておかなければならない。

本来、遺族になり得そうな人には資産の一覧表を渡しておきたいところだが、それはそれで第三者に知られて余計なトラブルを抱えこむという可能性もなくはない。

一番良いのは私のようにこの問題に気づき、本人がいち早く対処すればいいのだが、最初に申し上げた通り、人は自分の死を意識する事が非常に苦手な生き物なのだ。

趣味として楽しんでる人も多く、余計な詮索をされたくない気持ちも分からなくはないが、せめてその存在を〝匂わせ〟ぐらいはしておかないと、本当に無意味な散財をしたと同じ事で、それだったら生前に現金化して友人知人に配り歩いた方がよほど感謝され、死後もいい意味で語り継いでくれる事間違いない。

 

BRDからCoincheckへ

 

brd,コインチェック

まず私がやるべき事は、ビットコインBRD (旧Breadwallet)からCoincheckへ移さなければならない。

BRDはホットウォレット(モバイルウォレット)と呼ばれ、ビットコインのブロックチェーンに直接接続する事ができ、間にサーバーを介していない分安全性は格段に高いのだが扱いが特殊すぎて、もし私が死んだら間違いなくBRDに保管しているビットコインは私共々この世から消滅してしまうだろう。

なぜかと言えば、いい意味でも悪い意味でも昭和の専業主婦である私のワイフは、金融・ITなどの知識がほぼ0である事に加えて、お金に対する執着もほぼ0なのだ。
お金に執着があり過ぎるというのも問題だが、なさ過ぎるというのも非常に問題だというのが妻に対する私の率直な感想だ。

子供達がそういった金融や税制システムについての理解が深まり、成長するまで私が生きているという保証はない。

私の死後、国内資産なら何とかなると思うが、海外の証券会社や取引所、クラウド・モバイル上の資産は何としても生前に対処しなければいけないという一心で、久しぶりに「BRD」にアクセスしてみると・・・

 

brd-coinbase

 

・・・

 

パードゥン?

 

おそらく5年くらいは? アクセスしてなかったけど随分とレイアウト変わった…… ってなになに・・・?

「BRDはコインベースに加わったよ! イェーイ🎉 」
brd-coinbase

 

どゆこと??

 

何パリピってんだよ…

 

いきなりマイグレートしろって言われてする奴なんていないっしょ? メニューボタンを押しても一切の操作が効かないし状況がよく分からん……。 ハッキングで乗っ取られてるの? 
サーバーの状況を見てみると・・

brd-coinbase

 

・・・

 

ホームダウンだと?

 

BRDには現在のビットレートで2000万以上は眠ってるはずなのだが保有資産も表示されず、まさかのバックレ?

 

・・・

 

冗談よし子かよ……

 

状況がハッキリと良く分からないが、やはり私が生きている間に何とかしないと、誰も解決できなくなってしまいそうだ。Coinbaseが国内取引所と互換性があるのかも分からないが、今後解決に向けて動きださねば(ノ)・ω・(ヾ)

 

【終活】デジタル遺産資産問題の解決! ビットコインをBRDからCoincheckへ移動するはずが…

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