車好きであれば言わずと知れたワコーズ・スーパーハード。 紫外線や経年劣化によって白化してしまった車の未塗装部分のパーツを「新車同様!」 と言っても言い過ぎではない程に「黒光り」を復活させてくれ、更にはその効果が1〜2年も持続するという優れもの。
普通に買えば1万ほどするこのコーティング剤を、貧乏性の…… っと言うより「貧乏の神」を内在している私は、わずかなお金をケチったばかりに真贋不明なワコスパを入手してしまったのだ。
そんな、怪しいのか怪しくないのか良く分からない謎の液体を、過去に何度もワコスパを使用した事のある私だからこそ、実際に施工してその真偽のほどを確かめてみたいと思います。
見た目に怪しいとこはなし
当たり前と言えば当たり前だが、見ためは本物のワコスパと同じである。 問題は中身であって、今回は「塗り心地」と塗った直後の効果を見てみたいと思う。
ちなみにワコーズ・スーパーハードを施工する日は、最低でも向こう3日は「降水確率0%」という日を選んだ方がいい。
では早速、洗車を済ませたイヴォークに登場してもらい、スポンジにチョチョチョっと疑惑の液体を付けてサーーっと伸ばしていく。
スポンジの角を使えば、こういったすき間もサーーッと塗れる。
スーパーハードは全量150mlとかなり少なく感じるが「伸び」が非常に良く、イヴォークであれば3回分は使用できるのではないだろうか。
ちなみに最近の日本車は、未塗装パーツが非常に少なくなってきており、うちのアルファードの未塗装パーツといえば、外装ではタイヤハウスぐらいで効果を実感するのが非常に難しい。
こんな場所も楽々アルネ!
ワコスパの専用スポンジは小分けになっていて、カッターでサクッと切ってこんな形にすれば、アミアミのすき間だって楽々と塗れてしまうのだ。
イヴォークの場合、未塗装パーツが多いため車外・車内を丁寧にやっていると1時間くらいはかかってしまうがその分見栄えは間違いなく良くなる。 更にはその効果が1〜2年持つと思えばかなりコスパがいいのではないだろうか。
検証結果
正直、素人には判断できないほどに「塗り心地」は本物と変わらなかった気がする。
水よりもわずかに「トロッ」としているものの、かといってぺぺローションほどヌルヌルしてる訳ではない。
ぶっちゃけ「塗り心地」に関しては、本物のスーパーハードを3割ほど水で希釈しても、気付く人なんていないのではないだろうか。
それでは施工後の効果はどうだろう。
塗った後の「黒光り」具合
確かに「いい感じ」にはなっているが、これだって本物との違いを実感できるかと言えばどうだろう…。 全く別物の液体であればまだしも、私が疑う「希釈」程度なら見分ける事が不可能ではないだろうか。 ただの水だって濡らした直後は黒光風にはなるんだし。
結論としては、結局「偽物」というのも全て私の被害妄想なのかもしれないし、そうでないのかもしれない。 …としか言いようがないほどに違いは分からなかった。
だからこそ、疑心暗鬼するくらいならこういった少々値の張るケミカル商品は「正規店」までは言わないまでも、疑われてしまう「隙」のある商品は買わないようにするべきだ。
一年後にまだイヴォークに乗っていたら、その時にまた「白化具合」を意識して検証してみたいと思います。
やっぱ本物がいいねぇ