さて…… 本日は、最近ではめっきり使われる事がなくなってしまった…… っと言うかハッキリ言って粗大ゴミ化してしまった昭和の遺物「アナログスピーカー」を、激安のパワーアンプで再利用したいと思うよ(´・ω・`)
具体的には、使い道のなかった銅線ぶっ刺しタイプのスピーカーを無線化し、スマホやiPad・テレビなどの音源を、いとも簡単にBluetooth経由で出力できちゃうという夢のようなデジタルアンプなんだけど「中華製」っていうのが気になるところ。
さてその実力は・・
用意するものは2つ
・アナログスピーカー
・激安アンプ
アナログスピーカーっていうのはつまり、RCAケーブル以前に採用されていた「裸線グリグリしてからの… ズボッ!」というエロそうに聞こえるが決してエロくはない、昔のスピーカーの事。
学生の頃、20万以上出して買った「KENWOOD」のコンポが、実家で粗大ゴミ化していて迷惑がられていたので今回引き取ってきたものだ。
激安アンプ(Nobsound NS-01G Pro)
この手のひらサイズのパワーアンプは中華製で3900円ぐらいで売られている。 レビューも非常に良く驚異の星4.5 「すごい気持ち音! 一生愛してる」 「Forever 最高!」「スバラシイオンプ!」 など、何を言ってるのかよく分からないが、とにかくみんな大満足のご様子だ! こいつはサクラチェッカーを使うまでもなく早速アマポチだ!!
Nobsound NS-01G Pro
送られてきた外箱を開けるとエアクッションに包まれた黒い箱が出てきたのだが、何故か内箱がすり傷だらけで破れまくり、出だしから不穏な空気に包まれる。
一体どうしたらこうゆう事になるのかと考え始めたのだが、「あぁ… 中華だった」という事に気づき無事問題は解決した。とにかく前に進む事にする。
箱中には本体・アダプターの他、AUXケーブル・RCA変換ケーブル・USBケーブルと、様々なデバイスに対応できる…… らしい(自称)
姉さん…… これだけの内容で送込み3900円ポッキリなんて、驚きと言うより「異常」すぎて、僕正直こわいです。
試しに本体やAC電源を手にとり振ってみたが、カラッポという事はなさそうだから一安心。 次のステップは電源が入ってくれれば嬉しいのだが…… んっ?
高品質?
この辺が中華の可愛いところというか節操がないというか… 「自分で凄いと言う奴に凄いヤツはいない」と、死んだ爺さんがよく言っていた…… かどうかはよく分からないが、とにかく日本語に訳すと「低品質」だそうだ。こいつは色んな意味で期待ができそうだ!
接続は超簡単!
ネジ式で、左右を回すと開け締め・固定ができる。スピーカーターミナルの穴は大きく、かなり太いケーブルも挿入できる。
あとはアンプ本体に電源を接続して、スピーカーケーブルをアナログスピーカーの裏に「グリグリ…ズボッ」するだけ。
テレビの音声出力が有線のAUX接続の為、今回はテレビ横に仮設置してみたが、スマホやタブレットなど「Bluetooth」のみで使用するなら、スピーカーはどこに置いても構わない。
アンプ本体がコンパクトな為、設定さえ済ませればスピーカー裏に隠しても構わないし、表に出していてもそんなにダサさは感じないと思われる。
ペッティング
最後にスマホやタブレットのBluetooth設定から「NS-01G Pro」を選択すれば一瞬でペッティングが完了する。
合体してるけどな
ボケ
とりあえず電源が入り、ペアリングできただけでも「お〜〜」と歓声を上げてしまった中華製のデジタルパワーアンプ。 その性能はいかに!!
実際に聞いてみた
コレはスゴい!
宇多田さんは別にファンでもなく、たまたま低音と高音にメリハリのある曲をYouTubeから選び出しただけなんですが・・
最近、音楽はどうしてもお手軽なiPadやスマホで聴く事が多くなっていたが、タブレットでは絶対に表現できない音域の広さと深さに久しぶり感動を覚えた。この「音楽」はまさに別次元。
低音のドラムやベース、高音域の艶やかさや色気とのバランスがとれているのがこのスピーカーの特徴であったが、その実力を全て出し切っていると言えよう。
イヤホンなどで聞いていては絶対に聞き取る事ができない楽器や細かな音も再現され、もはや別の曲と言ってもいいくらい。
ボリュームの調整は、アンプ本体のアナログダイヤルをベースにして、タブレットからでも変える事ができ、音量をかなり上げていっても音割れする事なく、ボーカルもしっかりついていけてる。
私はね…、自分から声を掛けた人は人生で数人しかいませんけどね、恋に落ちれば・・
first loveですね
ボケ
それはさておき、最初は「ゴミ」かと思われた中華製のアンプが、とんでもない代物でした。ちなみに7mぐらい離れた部屋からでもBluetooth操作でき、こいつは工夫次第で色んな遊び方ができそうuuuuu!
元々、SONYで同じような機能のデジタルアンプを買おうと思っていたのだが、値段は5万で大きさはDVDデッキほど。よほどこだわりがあるならともかく、素人レベルで音楽を楽しみたいのであればこれで十分ではないのでしょうか。 てかこれで3900円って採算取れないでしょうに。
コレいつから発売していたか分からないが、おそらく世界中に粗大ゴミ化している、元々は高価なアナログスピーカーっていっぱいあるから、これほど低価格なアンプで再利用できるならSDGsにも貢献できるしスゴい商品なのではないだろうか……
あとは耐久性の問題ではあるが、ファーストインプレッションはこんな感じでござる。