さて、皆様。
早速ですが今現在、少しでも手の親指・手首周辺を触ってみて痛みに覚えがある人は要注意です(`・ω・´)
数年前からテレビや新聞でも頻繁にこの話題がされてますが、もちろんWHOも同様に警鐘を鳴らし続けています。
スマートフォンサムにご注意を!
ケガをした訳でもないのに、起こる親指・手首の痛みに覚えがあれば、「スマートフォンサム」を疑ってもいいかもしれません。
「スマートフォンサム(Smartphone thumb)」とは、読んで字のごとく、スマホを親指メインで操作する事によって、腱に炎症が起こり、親指だけに収まらず手首までもが腱鞘炎(けんしょうえん)で痛くなってきてしまうんですね。
この症状が酷くなると、最悪は普通の社会生活もできないくらい激痛に悩まされるそうです。
そしてこの症状で苦しんでる人の数は、世界中で増加の一途を辿っています。
そもそもの原因は?
「なぜ痛くなるのか?」を考えた時、まず我々人類の進化の過程を考えると理解しやすいと思います。
我々人類は数百万年という膨大な時間をかけ、現在の姿にまで進化をしてきましたが、「親指」は当初より、物を掴む・物を支える・物を引く・程度の作業だけをしていただけなんですね。(重要だけどね)
つまりこれまで人類は日常生活の中で「親指」を頻繁に動かし続けるという事がなかったんですね☝
ところが近代に入り、演奏家や工場労働者、美容師など専門的な人達が「親指」を日常的に使う事によって、言わば職業病のような「腱鞘炎」に苦しむ人達が現れ始めました。
そして、ここ10年程は世界中で爆発的なスマートフォンの普及により、これまではほとんど使われていなかった「親指」が一斉に使われる様になったのです。
様々なアンケート調査によって、スマホ利用者の大多数が「親指操作」をしている事が分かっています。
まぁ、普通から考えても片手持ちの場合、どうしたって親指操作が楽なのは誰でも感じるところだし、他者からの「見ため」だって一番スマートに見えるのは間違いないですからね(・ω・)b
しかし、人類の長い歴史の中でハードワークをしてこなかった「親指」にとって、近代のごく最近になって急激にパソコンのキーボード打ちやら、スマホのスワイプなどで多用されても進化が追いつくハズがないですよね。
きっとブンブン振り回せるほど「親指」が進化するには、これまた数万年はかかるんではないでしょうか☝
女性の親指が危ない!
「スマートフォンサム」は医学的には「ドケルバン病」とも呼ばれていますが、親指を酷使している人が起こりやすいのは勿論の事、特に女性は気をつけた方がいいみたいです。
骨強度も女性の方が弱く、更にホルモンバランスの変化がある為、特に出産後・更年期などは体の「むくみ」などから炎症を起こしやすい体の状態になるそうなので注意が必要です。
痛みの対処法
ちなみに僕はね、ガラケー時代から「親指」は多用してて、もはや「神の領域に入ってる」んじゃないかって程、早打ちだったんですよね(自称ですがww)
メールも早打ち、パソコンのタイピングも早打ちってなれば、やっぱり「親指」に負担がかかり、違和感がでてきたんですね。
漠然としたどんよりとした痛みが、親指から手首周辺を覆っていた訳です。
当時「スマートフォンサム」なんて言葉はなくても、これはマズイなぁって事で、すぐに一切の「親指」の使用を止めましたよ。
ガラケー&スマホの使用時、文字打ちやwebの閲覧は両手持ちに変え、操作は人差し指に変えました。
PCのタイピングも「親指」は極力使わないように工夫しました。(親指シフトも諦める)
他、症状の酷い人だと、薬での治療(痛み緩和)。手術(切開)などもあるそうですが、一度なってしまうと完治が難しいのが現状だそうです。
まとめ
まぁ要は・・・
って事ですね。
実際に僕の周りでも美容師やってる友達が、親指が動かなくなっちゃって、たまたま時期的に経営の方にまわったから良かったけど、スタッフとして働いてたらかなり厳しかったのもいるし、他にも仕事に支障がでるくらい苦しんでるのを3人くらい知ってるんですよね。
現代人はもっと親指を大切にした方がいい。