オホンッ!
我が家では「お肉担当大臣」の職を任され、日々お肉料理に磨きをかけています、ご存知・・・
最近はコロナの影響でめっきりと外食の数が減ってしまいましたので、肉当番の私は大忙しです。
では、今夜は激安のステーキ肉に、ブライン液を使うと、さてどうなるのか?
実際に・・・
はじまります・・・
ブライン液について
まず最初に料理をしている人であれば、「ブライン液」の存在は知ってると思いますが、簡単に説明しておきます。
ブライン液とは、「水・砂糖・塩」を混ぜ合わせただけの液体で、この液体にお肉を漬けるだけで劇的にお肉を柔らかジューシーに仕上げる事ができるんですね。
一番有名なのが「鳥のムネ肉」のブライン漬けです。
低価格で低カロリーな鳥のムネ肉ですが、普通に調理をするとどうしても「パサパサ感」がでてしまいます。
ところがそんなムネ肉をブライン液に2時間ほど漬けると、驚くほど柔らかジューシーに変身するんですね🥰
鳥の丸焼きなら、少しホークで穴を開けて一晩漬ければ、もうホロホロジューシーでこれまでとは違った料理に生まれ変わります。
ブライン液の特徴と作り方
- 身近な調味料で作れる
- 肉が柔らかジューシーになる
- 冷めてもとにかくウマい
使う材料は「水100cc・砂糖10g・塩10g」を混ぜ合わせればブライン液の完成です。
この材料ならどこの家庭でも常備されているので簡単に用意できるトコが嬉しいですね。上記の割合が基準なので、少量のお肉であれば「水50cc・砂糖5g・塩2.5g」にすればいいし、鳥の丸焼きなどを漬ける時には2倍、3倍にすればいいだけです☝
※尚、砂糖と塩の割合は料理によって多少変化させてもokです。煮込み料理に使う場合は砂糖多め、塩少なめなど臨機応変に対応可。
塩だけでなく砂糖の甘味も加わる事によって、下味の効果もありぐんと旨味の増した肉料理に大変身します。
本来、脂身の少ない「鳥ムネ肉」が一番効果が実感できるのですが、本日は近所のスーパーで売っている、激安ゴムステーキ肉を使って実際に食べてみたいと思います(`・ω・´)
激安ステーキ肉は美味しくなるのか?
鳥の胸肉には絶大な効果があるのですが、ステーキ肉はどうもプラシーボ効果的な・・
1度はやってみてもいいとは思いますが、効果は人それぞれみたいで、そのあたりを踏まえて読んでもらえると助かります。
値段は2枚で940円です。信じられない程の安さと引き換えに、とんでもなく硬いです。過去に数回、試してみた事があったのですが、「硬いスジのあるゴム」です。(ロースだし仕方ないんだけどね)
玉ねぎに漬けたりオーブンで焼いたり何度か違う料理に使ったりと試行錯誤してみましたが、美味しくする事が不可能だったので今回は数年ぶりのチャレンジになります。
一見サシが入っていて美味しそうに見えますが、全てスジと思って下さい(スジのあるゴム)
小皿にはブライン液が用意されています(水100cc・砂糖10g・塩5g)漬ける前に、隠し包丁のようにスジ切りをしておきました。(スジ周辺をホークで刺してもいいかも)
ではziplocにブライン液を注ぎゴム肉を漬けます。
ここでのポイントは空気を抜いて、より真空に近づけましょう☝
あとは「おいしくな〜れ」の呪文です。(寒っ)
一晩経過・・・
・・
・
では、お皿に出してみます。
大体、調理をする1時間前には常温に戻しておきましょう。ブライン液に漬けていたのでキッチンペーパーで水気をよく拭いておくといいでしょう。
下味はついているので、塩味は控えめで。ブラックペッパーはお好みで。ここで更に自家製のタレに漬けてもいいのですが、本日は後タレを選択。
我が家のフライパンでは2枚ずつしか焼けません。この日は計4枚焼いたので2回焼きました。
焼き方はミディアムレアなので、強火で片面を1分半ずつ焼き、あとはフタをして余熱で1分半。肉の厚さ、スジ具合で焼き加減を調整します。
水分量が多かったせいか、表面に焼き目を入れる事ができませんでした。これ以上焼くとミディウェルになってしまうので、ここが限界点でした。
失敗とまではいきませんが、もっとしっかりと水気を拭くのが次回の課題です。
さて、肝心のお味の方は・・・
ブライン漬けの激安ステーキ、いただきます🙏
う、ウ・・・
ぁぶらみもいぃ〜
しかしこれは明らかに美味しい! 水気が多すぎて焼き方が少し失敗したものの、中がジューシーで肉汁が詰まっている!
噛み切る事が不可能で、押し潰して何とか飲み込んでいたゴム繊維が、今回は前歯で「サクッ」っと切れる!「嘘だろ?嘘だと言ってくれ!」あのOutbackで出される様なゴム製のステーキ肉はどこにいったんだい?
余計な言葉はいりません・・
お肉にはブライン液でしょ☝
どうでしょうか?
激安ステーキ肉もそこそこ食えるレベルまでにはなりました
僕はブライン液で、鳥・豚・牛・羊(ラム)でいくつかの種類の料理で試しましたが、どれも好評価です。
ラムチョップの料理と豚の生姜焼き、あとは今回の激安ステーキ肉が美味しかったなぁ。
高い肉は何したってうまいんですよ。ただ焼いて、塩コショウで食えばそれだけでウマい。そんなのは当たり前の事で、そこそこの肉をプロ並みに持っていくのが僕の仕事なんですよね。
ただの肉料理を、簡単にプロ並みにしちゃう「ブライン液(魔法の液体)」
あぁ、でも肉(料理)なんてうまけりゃいいってもんじゃなくて、食べる相手・雰囲気・シチュエーションなんかが一番重要であって、ステーキならやっぱり「Wolfgang’s steakhouse」が好きだなぁ・・
水島シェフの牛脂とサラダ油を使う方法の前にブライン液に2時間漬けると違います。
あと低温調理がいいと思います。それと料理温度計を肉の中心に刺して、中心温度を測ります。目標の温度になってから58℃なら28分温める。次に強熱したフライパンで5秒とかで焦げ目をつける
舞茸などの方が柔らかくなりますが、不自然になります。ブライン液は良いのではないでしょうか