「パソコンが壊れちゃった! データが! どうしよう!」
僕は今までに何人も、こういった相談を受けた事があります。
トラブル(壊れたから)には必ず「原因(因果)」が存在します。
そう、これはパソコンも人生も一緒です。
そう・・・
そうでした! 先に進みます☝
手っ取り早くデータを復旧させたいという方は、目次の「HDD・SSD内部のデータを簡単に復旧させたい」までお急ぎ下さい。
少しでも原因を探りたいという方はこのままお進み下さい。
※ちなみに今回は、現在の主流OS・windows10を使用している前提の問題解決となります。
パソコンが壊れた原因を探る
僕の友人の様に、そもそも何が壊れたのか分からない(パソコンが立ち上がらない)という人は、やはり詳しい人に聞くか、検索で症状を調べていくという事になると思いますが、「パソコンが壊れる」とは、大きく分けると2つの原因が考えられます。
システムの不具合
システム上の簡単な不具合であれば「システムの復元」で不具合が発生する以前の状態に戻す事は可能です。
またWindowsの「セーフモード」が起動できる状態であれば、最低限のシステムだけを使いトラブルの原因を修復する事も可能です。(ウィルス感染時などに有効)
どうしてもシステムが安定しない時は最終手段として、OS(WindowsやMacなどの基本ソフト)やアプリケーションの再インストールという流れになります。
物理的な故障
こちらのケースは1つ1つ可能性を探していく必要があり、慣れてない人には少しやっかいかもしれないですね。
最近のHDDは昔より本当に壊れなくなっていて、大抵は・・
- モニターの寿命
- メモリーの不具合
- 電源不良
この辺りの簡単な原因が多いのではないでしょうか。実際、僕の友人達は覚えてるだけで7人くらいは全て上の様な簡単な原因でした。
メモリーの差し込みの不具合であれば、差し直しで済みますが、電源不良(マザーボードも)であればユニットの交換が必要なのでメーカーに依頼する事になります。(金額と使用年数次第では買い替えをお勧めしてる)
HDDの動作音がするのにモニターが真っ暗という場合は、当然モニターの故障が考えられます。
こんな時は、インターフェイスに「HDMI端子」がついていればテレビなどに出力して確認する方法が手っ取り早いですね。ケーブルも1000円しないのでお手軽です。
物理的な故障箇所を探す場合、ほどほどの経験と知識があれば消去法によって、原因の特定をしていくのは簡単な事ですが、機械いじりが得意ではないという人は、BIOS画面からのビープ音による原因の特定も有効です。
BIOSのビープ音による故障箇所の特定
もしパソコンが立ち上がらないという時に異常音(ビープ音)が聞こえる場合は、その信号音から原因箇所を特定する事が可能です。
BIOSの警告音は「AWORD BIOS」と「AMI BIOS」の2種類の規格があり、その信号音をたよりに原因箇所を探していきます。
詳しい解説はこちらを参照
さて・・・
大体はこの一連の流れを試せば無事に起動し、システムを正常に復元する事はできるんじゃないでしょうか?
少なくともおおよその故障箇所の原因の特定はできると思います。
ただっ!!
- どうしても良く分からない!
- 良く分からないけど起動しない!
- あまり人に預けたくない!
- 手っ取り早くハードディスクのデータを取り出したい!
そんなあなたに、朗報です!!
今ならたったの20万円で〜〜♪
(特別ですよ〜♪)
簡単に1000円ちょっと(ケーブル代)でデータの取り出し(復元)ができちゃうんです☝
では次の章で壊れたパソコンから簡単にデータを復旧せさちゃいましょ♪
HDD・SSD内部のデータを簡単に復旧させたい!!
まず最初に確認したい事は、HDD自体が壊れてる場合はこの方法では復元はできません。
ただ上でも書いた通り、最近のHDDは昔と比べて本当に壊れなくなってます。
原因が何か良く分からないけど、パソコンが動かない(起動しない)という時は、まずこの方法で大切なデータを一時的にでも別に記録しておくと安心ですよね☝
では早速いってみます♪
HDD・SSDの規格を確認しよう!
HDD・SSDにはいくつかの規格か存在します。
「S-ATA」「ZIF」「IDE」「特殊形状」と大まかに4つありますが。
基本的に現在流通しているHDD・SSDはほぼ「S-ATA」の規格がメインとなりますが、事前に取説などで確認しておく事をお勧めします。
HDD・SSDをUSBに変換するケーブルを購入する
その辺の電気屋で必ず在庫が置いてある物でもないのでネット購入が便利です。
むか〜しは1万くらいして購入した記憶がありますが、今は千円台で買えるなんて便利な時代です🤙
届いたら早速、作業に取り掛かりましょう。
パソコンからHDD・SSDを取り外そう
タワー型やデスクトップであれば楽々に取り出せると思うので、今回はノートパソコンのHDD・SSDを取り外してみましょう。
※精密機器を扱う為、電源だけではなく、バッテリーも外し、静電気の発生しやすいポリエステルやウールなどの服装は避けましょう☝
それと大体はプラスネジがゴムパッキン(ゴムポチ)に隠れていて、楽に外せると思いますが、時々、意地悪な特殊ネジでハメ込んでる場合があるので最初に確認しといた方がいいかもですね。
大体はこの辺りの種類で収まる。
超精密という訳ではないので、HDD・SSDの場所さえ分かれば、抜く方向さえ気をつければ大した作業じゃありません。
「S-ATA」の特長は、接続の形状がL時型になってます。
本当なら、ここもUSBであれば変換ケーブルなんか買わずに楽に別の記録メディアに転送できるという理屈ですが、転送速度の問題がある為、仕方ありません。
PCに変換USBケーブルを接続
正常に動くPCに接続すると自動的にドライブを認識します。
(別にマン喫のPCでも構わない)
いつもは電源接続をしてるんですが、今回はしないでも認識してくれました。
あとはドライブを丸ごとコピーしてもいいし、個別に必要なデータをコピーしていけばいい訳です。
※コピー出来るデータは基本的に写真、音楽、動画、テキストなど一般的なデータのみです。(アプリやOSなどのシステムファイルはコピー出来ません)
※もし、接続してもドライブを認識しない時は、ケーブルをしっかり繋ぎ直し再起動をしてみて下さい。
それでも認識しない時はフォーマットやパーテーション異常が考えられます。
個別の事案なので「HDD・外付け・認識しない」などで検索して自分に当てはまる解決方法を探してみて下さい。
簡単データ復旧のまとめ
不思議な事に、特に「ノートパソコンが起動しない(動かなくなる)と、=データが壊れた」っと思い込んでる人が本当に多いんですよね。
でも実はUSBに変換できるケーブルさえ持っていれば誰でも簡単にデータを復旧できるんです。
個人的にはパソコンを所有しているのであれば、必ず立ち上がらないというトラブルはつきものなので「一家に1ケーブル」は必需品なのかと・・
まぁ日々のバックアップが一番大事な事ですけどね☝
そして「パソコンが壊れた=データも壊れた」と思い込んでる人は、なんと人にも聞かずに「HDDデータの復旧業者」に持ち込む事が多いそうなんですよ!
データ復旧業者のリスク
まとめるつもりだったのに、ついつい書き進めてしまいます☝
例えば上に書いた様な簡単なトラブルでも業者に頼めば最低5万位の金額になる事でしょう。
だって知識がないんだから、何言われても「言い値」の世界ですからね。
相手を見て10万の請求をしたって、後から如何様にもトラブルがあったようにできますからね。
あとは情報漏洩に、パソコン内部のパスワードやアカウント情報も、ツールさえ使えば簡単に抜く事はできます。
(2時間もあれば余裕です)
まぁ、ほとんどの業者さんは真面目に仕事をしてると信じたいですが、僕なら絶対に人にPCを預けたりなんかしません。
預ける位ならデータを諦めます。
だからこそ日頃のバックアップが一番重要になりますが、何かPCにトラブルがあって起動しない時の為に、HDD・SSDから簡単にUSBに変換できるケーブルは必要なんじゃないかと思います。
パソコンは人によっては一生付き合っていく電子機器だと思います。
いざトラブルがあった時、データを諦めるんではなく、データ復旧業者に任せるんでもなく、まず何とか自分で復旧できるスキルがあれば、無駄な時間やお金も使う必要がなくなるんじゃないでしょうか。
いつかトラブルのあった時にはお試しあれ(*・ω・)ノ