少し車を走らせ、クリスマス色を装った街並をぼんやり眺めていると、村上春樹の「ノルウェーの森」を思い出してしまうのは毎年の事だ。
キラキラとしたイルミネーションに恋人達は肩を寄せ合い、幸せを象徴するかのような家族連れの「笑顔」も、実はそれぞれがみな、それぞれの思いや事情を抱え、必ずしも「幸せ」なのかと言えばそうではない。
「幸せ」か「不幸」なのかは、実は当の本人でさえ気づかない事がある。時が経ち過去を振り返った時、初めて気づく事の方が多い。
「不幸」というものは安定しやすい性質を持っているのに対して、「幸福」とは不安定なもので、手に入れたかと思えばするりと逃げていってしまう「青い鳥」のようなものだ。
昔、実家側の船着き場の主人が、僕にこんな事を言っていた。
「幸せ」なんてものは錯覚みたいなもので、そんなものは一瞬で過ぎ去っていくものなんだよ。
なるほど・・。あながち間違いではないのかもしれないと、この歳になると思う事がある。要は時間軸の問題で、誰もかれもが実は「不幸」というものの中に浸かっていて、時折現れるのが「幸福」という状態なのが普通なのかもしれない。
ただ・・・
ただ一つ、これだけは断言してもいい事がある。
人生において、「幸せ」や「不幸」かなんて事は実は大した問題ではない。
そんなものは相対的なものであって、それを決めるのは結局は自分次第であり、自身の心の持ちようが「幸か不幸」かを決めるのだ。
だから幸せそうな人を見て、妬んだり嫉妬などをしてはいけない。
よく、芸能人のSNSなどで垂れ流されるセレブアピールや幸せアピールに対して、いちいち嫉妬したり余計なお世話なコメントをして満足してる人がいる。
お互い暇つぶしだろうが、ああゆう事にいちいち反応してる人は、「自分は凄いストレスが溜まってます」って公言してるようなもんだから、恥ずかしいからやめた方がいい。
知名度があってお金があって幸せアピールしてる人が=「幸せ」なんて事は全くないのだ。そんな虚飾なファンタジーの世界を本気で信じて嫉妬してる暇があるんなら、とにかに自分を楽しむ事に一生懸命になるといい。
「幸せ」になるという事は、自分の目の前の現実と、どう向き合い、どう折り合いをつけ、どう自分を満足させられるかという事なのだ。
好きな人と結ばれるだとか、お金持ちになるだとか、仕事で成功するとか、人気者になるだとかは一時的な自己満足にすぎない。
人生に大事なのは、どんな状況下でも自分自身をどう楽しませてあげられるかだ。そして周りが楽しませてくれると思ったら大間違いだ。
勘違いにもほどがある。
人生を楽しんでる人達は、努力して自分を楽しませてあげてるのだ。そこに真面目さや頑張りなんかは必要ない。
「人生は楽しんだもの勝ちだ」という言葉は誰でも聞いた事があるだろう。
勝ちか負けかはよく分からないが、一つだけ言える事は、「今という時間は二度と訪れない」という事だ。
もし楽しい事がないという人がいたら、それは「努力」が足りないのだ。自分なりの「人生の楽しみ方」というものは必ず誰かれにも用意されているものなのだ。
むしろ人はそれを見つける為に生きていると言ってもいい。
楽しい事を「人ごと」にしないで、とにかく自分から楽しめばいい。何でも経験してみるというのがポイントだ。
じゃあ、いつ楽しむのよ?って事になれば・・・
そういった訳で今回は暇だったので、最近クリスマス直前で気分を盛り上げる為に、車や自宅でエンドレスに流し続けているYouTube動画を、ただただ貼り付けるだけの企画になります (。・ω・。)
※自分用にまとめただけでございます。
では・・・
Contents
Justin & Mariah「All I Want For Christmas Is you」
まぁ結局は定番のこの曲をエンドレスしておけばベルチャイムとシンセの音色で、嫌でもクリスマス気分が盛り上がってきて楽しくなってきます(`・ω・´)
マライヤ単品よりジャスティンとのデュエットの方が個人的には好きだ。2011年の作品だが、この頃の初々しいジャスティンを今見ると新鮮だし、歌い方もこの頃の方が好きだね。
そう言えば去年初めてクリスマス時期の中国に行って、上海タワーの展望フロアにいたらマライアの「All I Want For Christmas Is you」が流れていて、恋人達がうっとりと思い思いの時間を過ごしていているのを見ていて・・
っと、宗教的意味合いを度外視して、商業ベースで物事を発展していける中国に底知れぬ脅威を覚えたものです。
Mariah「Jesus Born on This Day」
クリスチャン以外の日本人は、基本的にクリスマスに宗教的意味合いを持っていないんだから、世間に乗せられようがとにかく楽しんじゃえばいいと思う。
「資本家の需要の煽りを受けるな!」とか「クリスチャンじゃないから・・」なんてアホみたいな事言わずに、好きな人でも友達でも、親でも子でも、とにかくちょっとしたパーティーでもやって、美味いもん食ってサプライズプレゼントでも交換してれば、みんなが幸せになれる。
我々の偉大な先祖はそうやって、他国の文化や宗教を都合のいいように解釈し受け入れる事ができた、世界でも類を見ないほど寛容なアイデンティティを持ち合わせていたのだ。
そうして異国の神を身近に感じたくなったら、この曲でも聞いてればいい。「Jesus Born on This Day」
讃美歌のようなテンションと、日本人が普段聞きなれないジーザスという語感が厳かな雰囲気を与えてくれる。
なぜか日本ではクリスマスを「イエス・キリスト」の誕生日だと勘違いしてる人が多いが、誕生日ではなく降誕祭だという事を知っておいた方がいい。
外国の友人ができた時、恥ずかしい思いをするのは自分だ。
話しはそれたが、何だかんだ言ってクリスマスを盛り上げるにはマライヤの「Merry Christmas」のアルバムが一枚あれば何とかなる。
まぁ、つまりはこれ一枚持ってエンドレスで流していたら、大抵どんなシチュエーションのクリスマスにも対応できるという事だ。
クリスマス直前に恋人と別れたら「Without you」でも聞いて自分を慰めるしかない。
あれ? そう言えば今年「Back Nunber」のクリスマスソングを練習してたんだ。
Back Nunber「クリスマスソング」
あぁ、やっぱりクリスマスはこのくらい物悲しいぐらいが丁度いい・・
愛しい人を想い、切ないクリスマスをどれだけ過ごしただろうか・・
実は、それはそれで嫌いではなかった。
満たされた現在(いま)と、物悲しい過去が混じり合ったクリスマスまでのごく短い時間を、切ないメロディ達と共に過ごす僅かな時間が、僕にとっては今のクリスマスだ。
あっ!、山下達郎の「クリスマスイブ」も入れておこう。
山下達郎「クリスマスイブ」
雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう・・
街の雨音が雪の静けさに包まれ、深夜の街は人影も車の通りもなくなり、雪がしんしんと降っているだけの「静寂」
今回、改めて歌詞を眺めていたら、そんなホワイトクリスマスに「来てくれるのかくれないのか分からない君」を待ち続けている自分を妄想し、また切なくなってしまいました😔
定番クリスマスソング
まぁでも結局行き着くところは、子供の頃から慣れ親しんだクリスマスソングが一番ホッとするし、安心するし、暖かい気持ちになれる。
幼い頃、街中に溢れていたこれらのクリスマスソングを聞いて、本気でサンタクロースの存在を信じていた。
だから結局今は、子供と一緒に聞けるクリスマスソングが一番僕を幸せにする。
あらっ!
随分と30分も書き続けちゃいました💦(1つの記事は20分までとの自己ルールがあるんです☝)
では途中ではございますが、もし少しでも暇つぶしに使えたのなら幸いでございます🙏
年末年始はクリスマス会やら忘年会が目白押しなので今年はこの辺で閉めさせてもらいます。
では、皆さまどうぞ良きXmas & 新年を迎えて下さい🙏
Wishing you a very Merry Christmas! May it bring you joy, happiness and everything else you deserve.
Thank You🙏
お疲れ様でした(*≧∀≦*)
今年になりたまに覗かせてもらってます(*^^*)
来年も良い年でありますように〜。
お疲れ〜す👋
ああ、村上春樹で同じ事思う人がいるんだなぁって感動しました🥺 また遊びにきます(o^^o) お疲れ様でした。