早いもので「舌下免疫療法」を始めて3年半が経過し、薬を飲むのをやめる事にしました(2022年、夏)
3年続ければ花粉症抑制効果が持続するとの最初の触れ込みは本当だったのか?
「ぶっちゃけ舌下免疫療法ってどうだったのよ?」 今夜はそんなまとめ的な感想を書いていきたいと思います。
舌下免疫療法「前」の症状
例えば「大中小」の症状があるとして、私の場合は「中」であったと思います。
一般的な花粉シーズンが始まって、たまにくしゃみ、たまに目カユカユ… からの〜 たまに鼻水程度で、市販の薬も飲まずにやりくり出来るレベル。 がしかし毎年4月上旬に襲ってくる恐怖のラストスパート5日間がとんでもなく目が痒くなるのです。
ざけんな花粉……
つまり花粉症とはいえ、ラスト5日程度を耐え抜けばギリ何とかなるレベルだったので、シーズンを長期で戦っている方からすれば「初心者ですね」と鼻で笑われそうなレベルだったのですが、その「5日」さえも許せなかった私は舌下免疫療法を試みたという訳です。
毎日一錠の処方薬を飲むだけ
で結局なにしてたのかと言えば……
部屋に半分顔を出してわずか2秒ほどの問診を月に一度受け、ひと月分の薬をもらい、毎日一錠服用するだけ。
率直な感想としては「ってか薬だけくれ」と何度も思いましたが、舌下免疫療法を受けるには基本この無意味な問答がマスト事項のようです。
最初の一年目がスゴかった!
舌下免疫療法は、花粉が飛散してる時期には治療開始ができないので、確か私は6月の初旬より始めたのですが、年が明けて最初の花粉シーズンがとにかく凄かった!
凄いと言うのは普通に「自分花粉症だったっけ?」と忘れるぐらい症状がなくなった。
が、2年目・3年目と続けていくと「まぁ辛くはないけど、ラストはやっぱり痒いよね」程度に落ち着いてしまった。
しかしこればっかりは、その年の飛散状況が異なる為、いまいちハッキリと効果を断言できないところがもどかしいが、結論として「やらないよりやった方がいいかもね」というのが3年続けてみての率直な感想。
舌下免疫療法をやめた理由
私の周りでは、知っているだけでも10人ほど舌下免疫療法をやっていて大体は私と同じ「やらないよりやった方がマシ」という感想を持っているようで、これから先も皆さん続けると言っているのですがその理由は「以前が辛すぎた」と皆んな口々に言っていた。
対して私はと言うと… おそらく皆んなほど重症ではないにしてもラストは辛い。 3年続ければ効果が持続しやすいなんて言ってたけど「ぶっちゃけやめたらどうなんのよ?」なんてモヤってたら、心の隙にいつものアイツがやってきて…。
普通に
もっと続けた方が…
バカタレが
なるへそ
確かに、習慣化してしまったとはいえぶっちゃけかなりめんどいのは否定できない。
金額的には月約2000円で年間約24000円。 大した事はないものの、だったらラストのメチャヤバ期間だけでも市販薬を試すというのも悪くはない。
ってか「3年も続けたんだから効果が持続するよね?」 そんな淡い期待を込めての薬の服用(シダキュア)を中止にしました。
1st シーズン後の感想
率直にここ3〜4年の中で一番辛かったと申し上げてもいいと思います。
ただまぁ、辛いと言うか… 3月上旬くらいからたまに目がカユくてゴリゴリ…。
おそらく先週末くらいに、毎年恒例のラストスパートを迎え、目カユカユに鼻水が少々。「外出の時はポケティ必需… まではいかないけどあるといいよね」くらいで、目がほんのり赤い。やはりその5日間ぐらいがピークでようやく落ち着いたところ。
今年の花粉は最強ヤバい!
っというふれこみ(毎年言ってない?)からすれば、軽症だったような… でもここ数年来では間違いなく一番痒かった。
結論
私自身の3年半の服用経験から「舌下免疫療法」を総合評価いたしますと繰り返しになりますが「やらないよりはマシ」となりました。
友人達もある程度は同じ認識で、更には「症状が重い人ほど効果が実感できる」という印象。
つまり重症な人ほど舌下免疫療法をお勧めできるのかもしれない。
問題は私のような中症状の人達。
時間・お金・手間の割には「ん〜・・」という感触。
もし舌下免疫療法を3年続けて本当に「花粉症抑制効果」が持続するのであれば、自信を持ってお勧めできるが、今回薬切れ1stシーズンを終えてみると「服用前に戻っただけ」というのが率直な感想。
もし花粉症で、現在苦しんでる方であれば一つの選択肢として検討するのもいいかもしれない。また来年はどうなるか分かりませんが、同じ時期に2ndシーズンの結果を報告したいと思います。