皆さま、どうもこんばんは🙏
本日は、北海道に行ってるお兄ちゃんの代わりに「月」のお話をさせてもらう・・
「もし月がなくなったら、人類は絶滅する」というお話です。
進行は少し不慣れですが、頑張りますので今夜は宜しくお願いします🙏
月と地球の関係性
まず簡単に「月」と「地球」の基本データから見ていきたいと思います。
地球が誕生してから46億年というのが定説ですが、月もほぼ同時期に形成したと言われています。
月の誕生で、一般的に言われているのがジャイアントインパクト説(巨大衝突説)です。
誕生間もない地球に火星ほどの天体が衝突して、その破片が集まり月を形成したというものですね。
不思議に思われるかもしれませんが、宇宙の真空状態では物質は互い引き合う性質を持っているので、ガスやチリなども近くにあれば引き合い結合し、より大きな物体を形成していきます。
そうして岩石惑星(地球)が誕生するのです。
ちなみに太陽(恒星)は宇宙空間を漂う大量のガスが圧縮して結合し、核融合反応を起こして、その際に放出されるエネルギーが「光」であり「熱」という仕組みになるんですね☝
戻ります。
直径でいうと月は地球の約1/4の大きさですが、太陽系外を眺めても、母星(地球)に対してそれ程の大きさの質量を持つ衛星(月)は存在しません。
物体(星)には「引力」という作用がありますがその力の強さは、大きさ(質量)に比例します。
リンゴを手から離した時、実はリンゴも地球を引っ張ろうとしてますが、地球の方が圧倒的に質量があるので、リンゴは地面に落ちてしまいますね(重力)
月にも当然「引力」があるので、地球と月は、ちょうど綱引きで引っ張り合ってる関係性になるのですが、この事が「地球」にとって非常に重要な意味を持っています。
月が40万kmかなたから地球を引っ張ってくれているお陰で地球の自転軸は安定しているのです。
地軸に対して傾きがほぼ23.4度なのも、1日が24時間で安定してるのも全て月のおかげなのです。
この微妙な傾きのお陰で、まんべんなく地球に太陽光線が降り注ぎ、温暖で四季のある気候を満喫できているんですね☝
お兄ちゃんと僕みたいな関係ですね☝
続けます。
しかし、この全宇宙、全ての事象に「永遠」が存在しないというのは、地球と月の関係性にも言える事なんです。
地球から遠ざかる「月」
皆さん気づいてないと思いますが、月は速度を速めながら地球から遠ざかっているのをご存知でしょうか?
一年間に4cmずつ。
月は徐々に地球の周回軌道から遠ざかっているのです。
たった4cmと思われるでしょうが、チリと積もればマウンテンとは昔の人はよく言ったものです。
コツコツだよ・・
もし月が今の距離からたった10%、つまりあと4万km遠ざかれば、それが始まります。そしてもう後戻りはできません。
月よ、さらば・・・
月の引力の影響が小さくなると、まず地軸が不安定化する事から始まります。
その瞬間から地球上は大パニックに陥るのです。
まず1日が24時間ではなくなるので、時間的な概念がなくなります。
不安定化した地球は、次に太陽がどの方角から昇ってくるのかも分からず、季節も春から冬、そしてまた冬、次に来る季節が分からなくなります。
当然、植物や農作物も育てる事ができなくなるのです。
そういった状況に突入すれば、食料と水を求めてすぐに世界大戦が起こるのは間違いないですが、そうする間もなく未曾有の大災害が続きハリケーン、砂嵐が都市という都市を徹底的に破壊し尽くします。
極地方のアイスキャップは直ちに溶け出し、中緯度に位置する東京やN.Y.などは完全に水没します。
10万年前に地球の地軸が2度程傾いた時は、地球表面が全て氷河で覆われるという「全球凍結」という事態にもなりました。
(一人芝居)
月の支えの保護がなければ、地球は外からの強い力に耐えられなくなります。
中でも木星の引力の影響をすぐ受け始めるでしょう。
地球と木星との間には火星しかなく、直径が地球の11倍もあり、300倍以上もの質量を持つ木星の引力は圧倒的です。
更にその木星が他の惑星と直列すれば、引力の合計は数千年にわたって地球の地軸を狂わせ続ける事でしょう。
(一人芝居)
では人類がいなくなったその後の地球と月はどうなってしまうのか?
もう少しウォッチングしてみましょう☝
地球と月の最終章(エピローグ)
実は、月が地球の周回軌道を完全に遠ざかるそのずっと前に、地球は太陽によって息の根を止められるのです。
ほぼ50億年後、太陽は内部の水素原子を使い果たし拡大を始めます。
赤色巨星という事象です。
最終的に太陽は膨張して、水星・金星、そして地球を飲み込んでしまいます。
太陽が膨張していく段階で月は熱せられて爆発してしまいます。
するとその粉々になった岩石がまた地球に隕石として降り注ぐ事になるでしょう。
そして更に膨張する太陽に地球は飲み込まれて終焉です。
太陽の死と共に太陽系も消滅してしまいます。
誕生、そして消滅、全てが太陽と道連れなのです。
しかし太陽はまだ生涯の1/3を過ぎたばかり、そして月もまだ数億年は地球の保護者として見守り続けてくれるはずです。
月と地球のまとめ
月は何十億年という昔から、人類の誕生を待ちわび、人類が誕生してから現在に至るまで漆黒の闇を照らし柔らかな光で包み込み、人類を暖かく見守り続けていてくれます。
月の存在があるからこそ、私達はこの地球上で生きていられるのです。
そしてそれは月に限った事だけじゃありません。
太陽、地球、土、動植物、酸素、森羅万象全ての存在に支えられて私達は存在しているのです。
更に言えば、これまで関わってきた人々、親、その親、何百世代にもわたる命のリレーの果てに僕たちはこうしてここにいる事を忘れてはいません。
もし、一生のうちで「生まれてきて良かった」と思える瞬間があったら、迷わず全ての自分を支えてくれた人、物、全ての存在に感謝しましょう。
そしてその時は、今度は貴方が誰か他の者の存在を助け、支えになってあげればいい。
夜空のお月様は何十億年と、貴方という存在が生まれてくる為に地球を支え続けていてくれていたのです。
たまにはゆっくりと夜空を眺めよう。
そこにきっと、今夜も月が輝いているはずだ。