皆様、どうもこんばんは。
残念ながら風俗には一度も行った事のない・・
大阪からの帰り道は、ナガシマスパーランドで遊ぶのが大好きな・・
本日は男なら誰しもが憧れる現代の桃源郷。こんな場所は世界的に見ても類を見ない、日本でも多分ここまで公に、そして合法的に最終的な行為が認められた街は、他に存在しないと思います。
そんな「飛田新地」のお話をしていきたいと思います。
ちなみにこの先、オブラートで何重にも包んでおりますが「R18」となります🙏
飛田新地との出会い
ーもう随分と昔の話だー
「面白い場所に連れて行ってやるよ」
料亭からの帰り道、太郎君に連れられて来たのが僕の最初の「飛田新地」の出会いだった。
太郎君とは僕の遠縁の親戚らしく、京都で行われた法事で話が合い、彼の住む大阪まで車で・・
いや、今はそんな事は重要ではない。
最初に訪れた「飛田新地」の印象は今でも忘れない。
・・・
、。
女の姿が一切見当たらない不自然な街角に火が灯る。
提灯と極彩色の不規則な灯りが、僕の平行感覚を狂わせ、一瞬めまいの様な感覚を起こさせた。
ー何だここは?ー
もし、この通りを歩いてる男達が薄汚れた着物に脇差しでもしていたら、僕は間違いなく過去のある時代にタイムリープしたと確信していただろう。
昭和?
いや、江戸の吉原??
そんな幼稚な事を真剣に勘違いする程、当時の僕は色々な意味で経験が浅く、そのくせ未知のものに対する好奇心には飢えていた。
思えば若い頃に「飛田」を訪れたあの経験が、後に世界の表面的な観光地では満足できず、その文化の根底に潜むアングラな側面を見てみたいという行動に繋がっていったのだろうと自己分析をしてみる。
そのあまりにも不自然な街を、男達は何の違和感もなく歩いている。
「ちょっと家の側のコンビニに行ってくるわ」
そんな感じの軽い足取りで、この非日常的な街並みを受け入れ、他人様を気にしてるような者は一人もいない。
この街ではそうする事がルール・・
いや、マナーなのだろう。
それはつまり、僕の様に他人の顔の表情や動き、ましてや瞳孔の開き具合や指先の震えなどを観察してる者は誰もいないという事だ。
ちなみに僕は、ポーカーは弱い。
話しを戻そう。
誘蛾灯の灯りに誘われた男達は、二件間口がやっとの極小の店中を覗き、上がり框の上にちょこんと座り愛想を振りまく姫を足の先から頭まで舐めるように品定めしている
ー何なんだここはー
よく見渡せば、あの店もこの店も、あっちもこっちも、一体どこまで続いているんだろうか?
そしてその店中にいる姫達はどれも雑誌から飛び出た様なスタイルと美貌を持ち、その自信に満ちた顔は自らの美しさを自覚している様にも思えた。
そう、彼女達は商品なのだ。
今でこそなくなったが最初に訪れた時の「飛田」は、木の格子の中から手を振る姫もいた。
通称「やり手ババァ」と呼ばれる姫横の交渉人と話が成立すれば晴れて男は姫を連れて2階へと消えていく。
こういった光景が夜な夜な繰り返される街。
飛田新地(とびたしんち)
そして、そういった店が狭い街の一角におよそ160軒と連ねる。
ーこの街は治外法権なのだろうか?ー
法治国家のこの現代日本で、どうしたらこんな事になるんだろうかと浅い頭で考えてみても、当時の僕には到底理解する事はできなかった。
もうあれからこの街を何度訪れただろうか・・
そしてこの街の様相は、「令和」の世になる現在にも続いていく。
・・・
・・
・
飛田新地は料亭街ですよ☝
そう・・・、飛田新地はもちろん現在でも存在してます。
ただ、思わせぶりな事を書いていきましたが、実は料亭街なんですよ。
システム的にはこんなトコです。
飛田新地のシステム
では一体「飛田新地」では、どんな事が行われているのか建て前的な角度から見ていきたいと思います(`・ω・´)
じゃあ中居さん(姫)、お客様を2階にお通しして!
あっ、私あなたの事が好きになっちゃった! 料理なんて出せない!
料理はいならいや!
男と女が恋に落ちれば・・
言葉はいらないですね。。
これはもちろん合法です!
自由恋愛の末に起きた事は、法律には一切引っかからないのですよ☝
でもこんな建て前がまかり通る街なんか普通、存在しないですよね☝💦
つまり店としては、経営者がいたり、シフト表なんかで管理している証拠物が出たらアウトなんだ👎
ゴマは法律にも詳しい子なんです
もしお姉さん達が直接、客引をすると別の法律に引っかかってくるので、そこで登場するのが通称「やり手ババァ」の存在です。
「世界一のお兄さん、世界一の娘だよ」
「そこのダンディなお方〜」
店中で座る姫は10分もしないで次々と交代していくので、迷っているうちにもう二度と会えないという事もあるそうです。
やり手ババァは「この娘は今日でもう終わりだよ」などの言葉を使い、希少性や猜疑心を巧みに利用してきます。
もうこの独特の呼び込み、世界観を味わえるのは世界広しと飛田だけだと思います。
ちなみに「やり手ババァ」何て言うと、そんなにすご腕なの? 実際は経営者なの??
何て思われがちですが、そんな事はなく大抵は雇われさんのおばちゃんです。
(若い頃は、この街で「姫」としてこの街で働いていた人が多いという・・)
香車は将棋の動きで言う「槍」とも呼ばれ、遣り手→やり手ババァになったとされます
飛田新地は絶妙なバランスの上で成り立っている
ちなみに、合法だから絶対に安全なのかと言えばそんな事はありません☝❗️(何が?)
知ったもんだでどの料亭もうまくやってるそうですが、警察のガサも頻繁にあるそうです。
この街は料亭組合と警察、それにヤ◯ザの絶妙なバランスの上で現在も成り立っているのです。
なるほど、、街を歩いてると公安らしきお方はよく見かけます。
色んな意味でマナーは守らないといけないですね。
飛田新地のマナー
今回、僕もどうしようか迷いましたが画像は全てネットからの転用にさせてもらいました。
当たり前の事だと思いますが、写真撮影は禁止です。
もしそんな当たり前のマナーを守れない人がいたとして、怖いお兄さんに裏に連れていかれちゃいますよ☝(流石に公安も見て見ぬフリでしょうよ)
それとカップル歩きも厳禁です。
この街は様々な事情で身を売る女と、それを買いに来る男で構成された街。
姫にとって一番傷つくのは同性からの目線や蔑みの目線。
普通に絶対ダメです!
それでも飛田を見てみたいという女性が後を絶ちませんけどね☝💦
その方法は後で考えてみましょう。
飛田新地への行き方
関西に住んでいる人であれば説明する必要はないと思いますが、関東に住んでいると大阪の地名は中々馴染みがないと思うので、ざっくりと位置関係だけ見ていきましょう。(ちなみにこう見えて私、大阪にはしばらく住んでた事もあり詳しいんです☝)
大阪にも東京の山手線と同じ様に、円を描く環状線が走っています(JR大阪環状線)
新幹線が止まるのは円の上に位置する「新大阪駅」ですね。
目的の飛田新地は円の真下に位置する「JR新今宮駅」か御堂筋線の「動物園前駅」で降りれば徒歩10分圏内です。
僕は車の時は、直接飛田のコインパーキングに止めますが、駅から行く時はタクシーを使います。
飛田新地料理組合
大阪市西成区山王3-1-13
ナビ、タクシー、徒歩の場合もいずれも上の住所を検索でたどり着けると思います。
近くまで来ると、ご親切に料亭の詳細な地図まであります。
地元に住んでる方には申し訳ないですが、西成区(あいりん地区)と言えば昔はそれは有名なドヤ街があった所で、現在は劇的に治安が良くなってきてるとは言え、それでも日が落ちてからは今だに不気味な雰囲気を感じます🙏
(最近は随分と外国人が多くなりましたね🤔)
夜は、個人的にはタクシーをお勧めします。
飛田新地にスマートに行く方法
飛田新地とは本来、男と女の需給を満たす秘めごとの街なので、それ以外の目的で訪れる事自体が御法度なのですが、純粋に大正時代より続く日本の秘められた裏の文化、遊郭を一目見てみたいと思うのも好奇心旺盛の方であれば致し方ないと思います。
一つスマートに訪れる方法があります。
僕はこの方法を使い、今までに男女、外国人問わず何十回も訪れた事があります。
別に裏技でもなんでもありません。
鯛よし百番(真面目な料亭)を使う

どうです?この外観!!
飛田に行く一番スマートな方法はこの「鯛よし百番」を使う事をお勧めします!
かつては花魁が暮らしていたというこの建物は、現在では建物自体が国の有形文化財という代物です!
全うな料亭です!(全うじゃない料亭なんてあるの(笑)?)
中も無駄に豪華絢爛です(`・ω・´)
わびさびが一切感じられない、足し算的なセンスです(ノ)・ω・(ヾ)
陽明門だってあるよ~(・ω・)ノ
外人はリアルに大喜びしてくれます☝
なぜか大阪の地に三つ葉葵が!!
中庭も中々豪華
大阪の下手なアミューズメントパークに行くより全然楽しいです♪
飛田新地遊郭も目と鼻の先です。

料理はさほど期待できませんが(笑)🙏、建物を見て回るだけでも価値があります(`・ω・´)
最近なぜか日本人の給仕が一切いなくなり、東南アジア系、アラブ系と思われる給仕しかいないのも独特の世界観があります。
鯛よし百番
住所 大阪市西成区山王3-5-25
電話 06-6632-0050
営業 17:00〜23:00
18:00〜23:00(火曜のみ)
完全予約制のお店です。
つまりこういう事です☝
男同士、女同士、カップル、外国人など、どうしても飛田新地遊郭の雰囲気を味わいたいと思ったら・・
まずは「鯛よし百番」の料亭で夕食を食べるという体で行くのが一番スマートだと思います。
前日までに予約を入れて、駅からはタクシーで「鯛よし百番まで」と言えば、女性でもカップルでも連れて行ってくれます。

そこで食事を楽しみ、男同士ならしばらくその辺の遊郭を散策するのもいいでしょう☝
もし女性同士やカップルの場合、鯛よし百番周辺であれば歩いていても問題ないですが、20mほど先にある遊郭街に近づけば、必ず誰かに注意されると思います。
なので、まず鯛よし百番周辺(もしくは遊郭直前のたこ焼き屋辺り)でタクシーを捕まえて運転手に行き先を告げます。(新今宮駅でも新世界でも通天閣でも良し)
その後にひとこと言うんです。
「東京から観光で来てるんですけど、飛田遊郭を少し通ってもらえますか?なるべく後ろで隠れてるんで」
このくらいお願いすれば、まぁ運転手も走ってくれると思います。
女性であれば姫達に悟られない様に、極力腰をかがめる必要があります☝
僕はこの方法で、どうしても飛田遊郭を見てみたいという女性や外国人などを連れて行った事があります。
外国人は「amazing!」の連呼でした。
そりゃ、日本のアングラ文化の奥深さは、世界的に見てもこんな場所なんて他にないですからね🤡
こういう場合、タクシーの運転手さんにはちゃんとチップを弾みます💰
飛田新地のまとめ
さて、今回は大坂さんの飛田新地遊郭を取り上げましたが、独特の世界観と雰囲気のある不思議な場所でしたね。
男と女の性の取り引きとはいえ、どこか情緒や人情を残した街なんですよね。
しかし!
僕の見立てだとこの街も早々長くは続かないと思うんですよね。
ここに今回、僕が今まで「飛田新地」の事をblgに書かなかった訳があります。
人も街も変わり続けていくこの世界。
その変化は「令和」を迎え、来年にはオリンピックを迎える日本も例外ではありません。
大正時代より料亭というグレーゾーンで生き残ってきたこの商売にも限界がきてるように感じます。
「あいまいさ」や「寛容さ」というセンスを失いつつある日本では、今の飛田の立ち位置は非常に難しいんじゃないでしょうか?
白か黒しか許されないこの世界であれば、当然白にされてしまうのは時代の流れといった所でしょうか。
何よりも現在では、YouTuberが隠しカメラで姫の顔を晒して飛田の様子を世界に配信したり(実際に)、とんでもない形で映像に残されるリスクもあるなら、姫のなり手だっていなくなってきてしまいますよね。
とんでもない不届き者です😡
更に西成区周辺は今、劇的に変わりつつあります。
日本一の高さを誇る「あべのハルカス」が目の前にあり、新今宮の駅前に星野リゾートのホテルを現在建設中です。(ここは絶対に泊まりに行きます☝)

再開発が進めば、治安の事が問題になるのは必然の流れ。
こういった時代の荒波に「飛田新地」は生き残っていけるのか・・
本当の意味で国際都市を目指す大阪にとっては「目の上のたんこぶ」になりつつあるんじゃないんでしょうか?
「飛田」はかつて様々な小説の舞台や場面として使われ、漫画「じゃりン子チエ」の舞台にもなり、歴史的価値のある街だなんて言うのは僕みたいな少しおかしな人間だけなのでしょう🐱
かつては京の島原、江戸の吉原遊郭の様に・・
最近だと横浜の黄金町もかな🤔
日本各地にあった桃源郷と同じ様になくなっていってしまうのは、これもまた時代の流れなのかもしれないですよ。
あの雰囲気を味わえるのは、もうそう長くないかもしれないですね😔
っというお決まりの流れでおしまいになります。チャンチャン♪
スゴイ! 始めて知りました!
大阪なんてまるで興味がなかったけど、絶対いってみます!!
まだあるんですか?
GW中はやってますか?
どうも本当に遅くなりました🙏
まだありますよ〜、どうぞ楽しんできて下さい🙏
ヒデさん、ゴールデンウィークおわっちゃいましたねぇ😅
飛田は基本的に年中無休ですよ☝️
時間は午前中から開いてる料亭もあるそうですよ☝️
おもしろい!
今度、行ってみたい!