2017年11月27日
ブラックfライデー

週末、たまたまローソクが必要で「walmart」に買出しにいきました。walmart」とは、アーカンソー州に本部を 置く世界最大のスーパーマーケットチェーンであり、売上額で世界最大の企業です。
まぁ、日本で言えば西友みたいなトコですかね。(現在ではwalmartの子会社が西友)
そこで驚くべき光景を目にしました。

(クリックすると大きくなります)

まず、車で乗り付けたそばから警察車両が20台くらいいて、何事かと思います。
結果的にこの警察は、「Black Friday」対策だったんです😵

僕は感謝祭シーズンに何度かアメリカにいた事はあるんですが、いつも食べてるターキーの肉が地元スーパーでよく売り切れてるなぁ、程度であまり意識的「Black friday」だからと買い物に出かけた事がなっかたんです。

どうやらこの日は18時からの目玉商品の売出しがあったらしく、信じられないくらい混雑してました。こればっかりは写真じゃ伝えきれません。
それでもどのくらいかと言うと~・・

警察が出動するぐらいです(笑)
では、そもそも「Black friday」とは何なのかを考えていきたいと思います。

Black Fridayとは何なのか?

ブラックフライデーとはアメリカの感謝祭サンクスギビングデー)の翌日です。感謝祭とは、アメリカの開拓者が、初めて収穫を得た日を記念して、神やネイティブインディアンに感謝したことを由来とする祝日。毎年、11月の第4木曜日です。
この日は、家族や親戚で集まって、七面鳥(ターキー)の丸焼きをメインにしたごちそうを食べ、楽しくお祝いする、アメリカ人にとってはかなり重要な日です。

僕の個人的感覚では、みんな実家に帰って家族と過ごし、「正月(new year)なんかよりも盛り上がってんじゃないかなぁ?」っと思っています。
当然、飛行機の移動もこの時期、混雑必死です💦

ブラックフライデーとはその「感謝祭」の翌日で、小売店がXマスに向けての大々的なセールを始める初日にあたる日なのです。
この日はアメリカでもっとも長く店が開いていて、もっとも物が売れる日だと言われています。

ちなみに名前の由来は
1961年ごろからフィラデルフィアで始まり、1975年にはかなり広まった比較的新しい言葉で、当日買い物客で道路が混むのでそう呼ばれている。名付けたのはフィラデルフィアの警察で、人が外に溢れて仕事が増えるため「真っ暗な金曜日」と呼んだことがきっかけとされる。当初、小売店などはこの言葉に不快感を示して「ビッグフライデー」という言葉を作ったが、一般には「ブラックフライデー」で広まった。後に、フィラデルフィアの新聞が、小売業者が儲かり黒字になるという解釈を発表してからは「ブラックフライデー」は良い意味で使われるようになった様です。
詳しくは→コチラ

1番目玉商品が用意されるのはセール初日の金曜日ですが、この週末は一応セール期間が続きます。

しかも週末の次の月曜日は、サイバーマンデー(Cyber Monday)と呼ばれ、何故かオンラインショップでセールが行われる日です。

サイバーマンデーは感謝祭に関係ないのですが、2005年にアメリカのマーケティングの会社が、ネットでの買い物促進のために、始めた日です。インターネットが普及し、スマホやタブレットの保有率が増えるとともに、サイバーマンデーの売れ行きもだんだん大きくなってきました。

サイバーマンデーは、現在1年のうち、オンラインでもっとも物が売れる日の1つです。
ではこの時期のアメリカの小売業の売上はいかほどなのでしょうか?

ブラック・フライデー(感謝祭)の経済効果

全米小売業協会(National Retail Federation、NRF)の調査によれば、消費に回復のきざしがみられるとして(11~12月)の小売業の売上予想は、日本円で約39兆円としている様です。

ものすごい消費です(_□_;)!!
まぁ僕も、あの消費を見れば納得ですが、さすが大量消費国家アメリカです。
僕がウォルマートで見て周った感じだと「安かろう悪かろうの商品」がバカ売れしてるという感じでしたが😓 (失礼🙇)
さらに言うなら「made in china」がバカ売れしていて、これじゃあアメリカの中国に対する圧倒的な貿易赤字もうなずけると思いました。
大量消費を楽しむ国民あってこその、国の貿易赤字。
トランプさん・・
中国に文句を言う前に・・って感じますよ💦

しかし、これほどの短期間にこんなに消費する国なんてあるものなのか?

あっ・・
ありました、、
お隣の国に・・・💦

中国のBlack Friday

お隣の中国には、アメリカのBlack Fridayならぬ「中国版ブラックフライデー」とも言われている11月11日の光棍節(独身者の日)というものがあります。

これがまた桁違いです。
今年2017年の光棍節1日だけでざっくり3兆円の売り上げがありました。この日の光棍節販売額は昨年の米国ブラックフライデー単日の販売額より4倍以上多いそうです😵

なんだかんだ言われても、まだまだ中間層が爆発的に増えている中国。
今まで押さえつけられていた欲望がむきだしですね(〃・ω・)シ

これからは光棍節を「中国版ブラックフライデー」と呼ぶ代わりにブラックフライデーを「米国版光棍節」で呼ばなくてはならないかもしれませんよ😱

おそるべし中国・・・

まとめは日本で・・

はっきり言うと日本ではこれほどまでの大量消費する日(期間)は残念ながらありません。幾つかの企業(イオン、トイザラス、ユニクロ、GAP)が昨年の2016年から試験的にブラックフライデーを取り入れていますが、はたして浸透していくかどうか?

政府はデフレ脱却の為に、休日を増やしたり、premiam fridayを作ったりして、日本経済を活性化しようとしています。

しかし僕には「Black Friday」の様な消費を刺激できるような日を作るのは難しいと思います。
良く言えば、物質的には満たされた成熟社会であり、むしろ断捨離など不要な物を減らし、
生活の質自体の向上を目指そうとしています。
悪く言えば、収入も上がらない、他人に見栄もはれない(はる必要もない)など経済的な問題もあると思います。

なんだか矛盾してますよねぇ・・
アメリカや中国の様に、大量消費社会で経済が活性化していく国。
一部とはいえ、日本のように「もったいない」や「断捨離」や「節約」などの思想は、人口爆発などの問題を抱えてる地球規模で考えれば正しい事なのに、経済規模がどんどん縮小していく。
経済規模が小さくなれば、今までのような社会インフラ、公共インフラ、社会サービスも今までの様に受けられなくなり、結果生活も不便になっていく。
そして更に消費しなくなっていく・・
まさにデフレスパイラルですね・・

っとまたまた「Black Friday」から離れてしまいましたが💦

これからの日本も、アメリカ、中国まではいかないまでも、もうちょっと魅力的な消費を促す日ができたらいいんじゃないかと思いますねぇ(´・ω・`)

 

ブラックフライデー、サイバーマンデーから見るアメリカと中国と日本

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