2017年12月17日
ヴェラール

素人(個人)で車を並行輸入する為にはどんな手続きが必要なのか考えてみたいと思います。

ちなみに、相変わらず途中までは余談続きなので💦、
「とっとと言えやぁー(;`皿´)」っという方は下記(目次)の
「個人で車両を並行輸入してナンバーを取得する手順」まで、すっ飛んで下さいませ🙇

ホノルルのディーラーにて

先日、ホノルル近郊の高級車を扱うディーラーにふと立ち寄った時の話です。
僕はマセラティに魅かれて、ゴキブリホイホイぎみに中に入っていったんですが、これまたどうして・・・
フェラーリやポルシェ、ランボルギーニまであります😳

ちなみにあまり必要がないかとおもいますが、地図をおひとつ☝
あれっ? 地図を見て分かったんですがコチラ「LAND ROVEA」のディーラーだったんですね🤔
何でマセラティーやフェラーリがあったのかなぁ🤔

888 Kapiolani Blvd, Honolulu, HI 96813
landroverhonolulu

まぁオアフ島の場合、ホノルル近郊には富裕層の方々が山の様に集まっているので高級車が売れるんですよね☝
一通り見て、軽く店員さんの話しを流しつつ、外に出るとなんと僕の乗っている「レンジローバー・ イヴォーク」の隣に「 レンジローバー・ヴェラール」を発見しました😳

またまた話しがそれていきますが💦「ヴェラール 」とは、英国LAND ROVER社の2018年の新型モデルです。

(クリックで大きくなります)

元々アメ車乗りの僕は、現在の車(イヴォーク)が少々小さく感じます。良く言えばコンパクトで小回りもきいて、いんですが・・
ざっくり言えばこの新型モデルの「 ベラール」は、イヴォークを一回り大きくした感じです。日本では2017年現在、まだ置いてあるディーラーは少なく、この前ディーラーからお披露目会の招待状が届いたばかりです。
イヴォークを小さく感じていた僕には中々「 just fit」な感じです。

んっ? しかも左ハンドル😍
レンジローバーの車(欧州車)で左ハンドルは日本では中々、お目にかかる事はありません。
日本でも左ハンドル歴(アメ車)が長い僕としては
(´-`).。oO「 左ハンドルのベラールって日本に持って帰れないのかなぁ」
そんな事を考えながら、内装など細かくチェックしてると、先ほどの店員さんが近寄ってきました(*・ω・)ノ

店員さんとのやり取り

 

clerk
いい車でしょ〜

ですね〜、僕はイヴォークのダイナミック(グレード)に乗ってるんだけど、この大きさがいんだよね

clerk
本当に?!

clerk:しばらく考えて・・・

clerk
大体、tax込みで69000$なら僕の力でなんとかなるよ

69000$なら、日本円で800万弱・・・ や、安い・・・ 日本で買えば、このグレードにして同じようなオプションをつけると、なんだかんだで860万はするのに(-_-;)

どうやら、この店で「 ヴェラール」はまだ一台も売れてないらしく景気付けに早く一台目を売りたいとの事・・

左ハンドルの「 ヴェラール」が800万・・

魅力的だぁ💕

買って日本に持って帰りたい・:*+.\(( °ω° ))/.:+

現在、日本で乗っている「 イヴォーク」も可愛いので、そうそう乗りかえないとは思いつつ、時間もあったので店員さんに日本に持ち帰る為の手段をあれこれ聞いて、それを元にまとめてみました。

☝ちなみに、「 なぜ、日本でも(LAND ROVER)のディーラーはあるのに持ち帰るんだ?」と、聞かれたんで、「 左ハンドルのベラールに乗りたいんだ」と答えたら何とか納得したフリしてました😅

ては、並行輸入して日本に持ち帰り、ナンバー取得までの流れを、かかる費用(コスト)の面から、かなりざっくりとみてみたいと思います。

個人で車両を並行輸入してナンバーを取得する手順

  1. 車両購入と同時に、現地の「輸出通関業者」に輸出通関業務を依頼します。
    通関手続きや港のドックの搬入までをしてもらいます。(陸送&輸出手数料でざっくり10万くらい)
  2. 海上輸送。 関東であれば「横浜本牧ふ頭」ですが、送料はコンテナにぶち込むか、平積みにするか、それと大きさにもよりますが10万はみて下さい。
    (別途、海上輸送は波の影響で傷がつく可能性もあるので必ず保険に入るべきです)
  3. 出航。 出港後、現地の輸出通関業者から(Bill of Ladingと、Invoice)という大事な書類が郵送で送られてきます。
    [スケジュールによりますが、一ヶ月はみておくように]
  4. 到着のお知らせ(Arrival notice & Debit note)後、港の“埠頭”を管轄する税関へ【輸入(納税)申告書】を提出し
    通関手続きをします。
  5. 【輸入(納税)申告書】に必要事項を記入し(消費税)を算出します。
    消費税は(車体価格)+(船賃)+(貨物保険料)の合計から算出します。
    ヴェラールの場合、ざっくり計算で66万円
    (尚、関税はアメリカから日本への輸送は0%です✌&もし港での通関作業を業者に依頼すると4万はかかります)
  6. 港からの輸送は、「保税倉庫」を所轄する役所で(仮ナンバー)を取得して自分で陸送するか、業者に事前に依頼しておきます。
    税関に行く前には、必ずお近くの整備工場/保険代理店で【自賠責保険】に加入しましょう☝)
  7. 排出ガス試験】が必要な車種で有る場合、定められた
    【公的機関】で試験を受けます。
  8. 車両を登録する地区を所轄する(自動車検査独立行政法人)の
    検査部へ【並行輸入自動車届出書】を提出して「書類審査」を受けます。
    これを「事前審査」と呼びます。
    「書類審査」で問題が無ければ、検査を受ける日程が決まります。
  9. ふぅ~😓 ここまでくればあと一歩です👊
  10. 次に国内仕様の基準に沿った改造(改変)をします。
    これは普通の一般整備工場では難しいと思います。輸入車両を扱う業者に相見を取る事をお勧めします☝
    (例)
    ヘッドライト光軸
    灯火等、全般
  11. 予備検査  通常の車検と同じように車両の検査(業者に依頼すれば、まぁ20万は考えていた方がいいです。
  12. 自動車検査登録事務所で登録手続き
    必要なものは、(印鑑、車庫証明)と税金の納付(自賠責、重量税、取得税、自動車税、リサイクル税)

    以上でナンバー取得になります。お疲れ様でした🙇

並行輸入のデメリット

こちらの店員さんは、「日本のディーラーでも修理をタダでしてくれる」としきりに言ってましたが、たぶんディーラー保障は受けられないでしょう。
日本のディーラーでは3年間は、基本無料でメンテナンスしてくれますが、普通に考えてディーラー保障は捨てる覚悟をしなければいけません。
(経験上、アメリカ人は平気で適当な事を・・😓)

但し、メーカー保障は「リコール」の際は対応してくれそうな希望的観測👌

そして一番大事な点が1つあります☝
登録時、日本にない型式の車=「型式不明」とされるので、通販型(ネット等)自動車保険では車両保険加入ができません。
任意保険であれば、代理店型の自動車保険を使えば問題はないとは思いますが・・

しかし総額900万はするであろう車に「車両保険なし」は、ちょっとありえないですね💦
僕なんかよく行くスーパーなんかは、ただでさえ狭くてドアパンチの嵐なのに(;-_-) =3

まぁ、デメリットはこの2点になりますかね。

「ヴェラール」のナンバー取得までの費用は?

はい、ではここまで「ナンバー取得までの手順とデメリット」を見てきましたが、今回僕が惹かれた「ヴェラール」はナンバー取得までいくらかかるのかざっくりと考えてみたいと思います。

まずディーラーから港のドックまでの輸送は今回、ディーラーさんが運んでくれると言ってくれました。これは、購入店との交渉で何とかなるかもしれませんね☝

その後、細々した費用を加算していき、大きくかかる費用がなんと言っても「消費税」になりますね。
ヴェラールの場合、車体価格が約800万と高額になる為、消費税の8%を加えるだけで約65万が加算されます。
(いつもいつも税金には悩まされますヾ(。`Д´。)ノ )
次に大きくかかると思われる費用が「国内規格に合わせた改造」ですね。
アメリカ規格と日本の車検制度では、灯火類の規格や排ガスの基準などが違うので、そこを改造しなければいけません。

1つ例をあげると、日本の場合、前後ウインカー色は「オレンジ色」と決まってますが、アメリカでは「赤色のウインカー」でもOKです。
これは、電球だけを変えればいいんだという問題ではなくレンズ自体が赤色なので、ごっそりパーツごとの交換が必要となります。
ヴェラールも確認したところ、例に洩れず赤色です。
日本のディーラーで交換してもらえれば前後で40万は必死です😥
バックフォグも変えなければいけないかもしれませんねぇ🤔

その後、予備検査の費用も合算していきましょう。
さて、ではざっくり合計を見てみましょう。

=150万💫 になりました。

日本で買えば860万ほどの「ヴェラール」ですが、こちら「左ハンドルのヴェラール」は950万程で乗る事ができるということですね☝
やはり「消費税」の存在が際立ってます😠
本体価格の安い中古車の購入であれば、この「消費税」は、かなり抑えられますね☝

ちなみに
これは、僕なりの概算であって、使う業者、地域、時期、グレードによってもかなりの値段が変わってくると思うので、その点はご了承下さい🙇

 

しかも、これは限りなく個人でがんばった結果の値段であって、業者に委託した場合+50万は考えておいた方がいいかもしれません。
では、現在いくつか相談できる業者を見てみましょう☝

輸入代行業者

1.GOOD JOB
  こちらはアメリカだけでなく、UKからも輸入してくれるそうです。

2.Marsyal Cars
  フェラーリやポルシェなど高級車が得意なようです。

3.株式会社GMコーポレーション
  アメ車が得意なようです。

4.ハワイ・オートエクスチェンジ
  こちらハワイ現地で営業している日本語もOKなお店です。
  僕もお世話になった事がありますが、丁寧、安心です。
  高級車の販売がメインで並行輸入専門ではないですが、
  相談には乗ってくれると思います☝
  ちなみに最近知ったのですがこちらのお店、な、な、
  なんとオーナーは、日本人若女社長です😳

輸入代行業者は、まだまだありますが、何処でどんな車種が欲しいのかによって選び方は変わってきますよね☝

個人で並行輸入のまとめ

今回は「ヴェラール」をきっかけに個人輸入のざっくりした進め方をみていきましたが、実際はこんなものではありません。さらに細かいやり取り、細々した費用がかかっていきます。

僕自身、人生全般においてどんな事も自分自身でできる事はすべて楽しみながらやってみようヾ(´▽`)
っというスタンスですが、この一連の流れは流石に・・😰
余程、その後の商売につなげたいなどの思惑がないかぎりは「ない」ですね☝

余程の円高でない限り、価格のメリットもあるわけでもなく、どうしても左ハンドルが乗りたいなら輸入代行業者に任せるという結論になりました👍

 

車というのは、人によってはただの移動する為のツール(道具)です。
もちろん事実であり否定のしようはありません。
しかし僕は人と同じように「縁」を感じています。
時期、タイミングによってはまったく性格の違う車を選ぶ事があります。
購入した以上は自分なりに可愛いがってます。
超長距離の運転の後は「お疲れ様✋」との声掛けは、さすがに友人も苦笑いです😓

自動車は、人生で数回しか購入しない高額な道具であると同時に、ある一時期、人生を共に歩む大切なパートナーでもあります。
せっかく購入するのだから、本当に気に入った車を手に入れたいですよね😋

ハワイ(海外)から日本に車(ヴェラール)を並行輸入する方法

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