7月の終わりに湘南の海でクラゲに刺されまくり酷い目にあいました。
彼等は一体何者で、何の為に生きているのか……。 そんな事を考えながら悪口を言わせていただく事にしました。
早すぎじゃないですか?
今年のクラゲは〝早いしヤバい〟という記事も見かけ、聞いてもいたのですが、本当に「早いしヤバかった!!!」というのが刺されてみての率直な感想。
「自分だけは大丈夫だ」という謎の自信も、今度ばかりは通用しなかったようです。
刺された場所は辻堂海岸。
7月終わりの朝6:00くらいでしょうか。
家族をホテルに残し1人でサーフィンをしていたのですが、完璧に油断をしていて上半身裸、下半身は膝たけの海パンのみ。結果的に背中も少し刺されたので、ラッシュガードだけでも着ていればという後悔が残ります。
刺された状況
砂浜からほんの5〜6m辺りでしょうか、一本乗り終えてパドリングで沖へ向かおうとボードに手をかけた瞬間だったと記憶しています。
サメか・・
最初はリアルに「あっ 子ザメに噛まれた」という痛みでした。 左右アキレス腱と右ひざに噛みついて離れないような激痛。
自称、これまで数々の修羅場に遭遇してきたせいか、そんな時こそ頭は冷静に。
同時に背中にも痛みが走り、そして流血していないのを確認して初めて「あっ、これクラゲか・・」っと気づいた次第です。
症状(激痛からかゆみへ移行)
どのくらいの痛みだったかと申しますと、針10本を一まとめにしてブスブス刺され続けてるような痛みでした(計大小6ヶ所)
刺されて2時間後
子供の頃はよくお盆過ぎに海に入って〝ミズクラゲ〟に刺されてましたが、そんな比ではない強烈な痛み。間違いなく最近この界隈を騒がしているカツオノエボシの仕業でした。
ただそんなに激痛かと言われれば、刺されたと認識してから1時間程波乗りを続けていたので、大人であれば耐えられる痛みなのではないでしょうか。
私も大人になりました
かゆみがハンパない
お見苦しいですが10時間程経過してシャワーを浴びると、こんなヤケド状になり水泡ができ、痛みからかゆみに変化しました。
触手抜きもしてないので無闇に掻くと毒がとびひするので気をつけなければいけません。それでも私は我慢ができないお子様なので、ちょっとポリポリ… 寝てる時にポリポリ……。
そんな事をしていると・・
ひゃーー!
キモいね
気持ち良さもかな(汗)
まだおっさんの体だからいいようなものの、子供や女子であれば一大事、まだお盆前だからと油断せず、今年の海水浴(湘南)は充分に注意して欲しい。
フルスーツやラッシュガードの着用、クラゲの出没情報もチェックすべし☝
後で聞いたんですがクラゲを99%寄せつけないクリームも売ってるそうで試しに買ってみる事にしました。
我が家では、この夏の湘南は危険という事になり、伊豆で海水浴をする事にしました。
新江ノ島水族館のくらげ
私がクラゲに刺された事により海水浴が中止になり、その後は鎌ぶらしたり江ノ水で遊んでいたんですが、ここ江ノ島水族館はクラゲがとっても有名。
別に私はクラゲに癒しを求めるほど疲れておりませんが、今回刺されまくってイラッとしているので、江ノ水で得た知識を使ってクラゲ達の悪口を言わせていただく事にしました。
くらげ達の悪口を言うよ(´・_・`)
まずそもそも「脳」がないというのが意味が分からない。ついでに言っちゃうと「目」もないらしい。 人間に置き換えると恐ろしい事になるが、クラゲの場合それがデフォルトだというのがマジでヤバい。
つまり「脳」がないという事は「意識」もなく、当然「自覚」もない。
よく分からないままに誕生して、また海水に溶けていく…… そんな事を5億年以上繰り返しているらしい。
当然、この地球上に存在した時間の中で「喜び」や「快楽」、人生における無常も感じる事なく、ただただ波に身を預けプヨプヨ浮いてるだけ・・
反応速度が異常にヤバい
「脳」がないから普段からフラフラ〜、プヨプヨ〜、ボーッとしてるのに何かに触れた瞬間、細胞が勝手にトゲに変化して毒を出すという防衛機能を備えている。
そのとがったモリのような針は人間であれば皮膚を貫通し、体内に毒を注射する。
なお、この時の発射速度は生き物の中で最も早い10万分の1秒と言われている。
大概にしろよ
「脳」がないのなら、恐怖や怒りの「感情」もないハズなのに、防衛意識高すぎだろ!
そもそも生きてるのかよ
クラゲには心臓もなければ臓器もない、すなわち脈もありゃしない。
その代わりに放射官という菅を全身に張り巡らせていて、ユラユラしながら酸素や栄養を身体の隅々に送っているようだ。
脈拍がないから死んだ瞬間を見極めるのが非常に困難で、気づけば水に溶解している。
ちなみに栄養を摂取する器官と排出する器官が同じなので、人間で言うところの〝口が肛門野郎〟という事になる。
この辺で許してやるか・・・
それにしてもクラゲは、世界中の海で生息しているのにもかかわらず実際分からない事の方が多いらしい。実に不思議な存在だ。
体の95%以上は水で構成されていて、脳もない・臓器もない・自覚もない・感情もない・意識もない・誕生から死ぬまでプヨプヨしているだけで、いつ死んだかも分からず消えていく。つまり、ぶっちゃけほとんど「ただの水」と考えても差し支えはないだろう。
人類の起源は400万年くらいだろうか… 対してクラゲは5億年以上も、何も考えずにプヨプヨ水の中を溶けては誕生するを繰り返して一体何をしているんだろうか。
おそらく我々が普段使用する水だけでなく、世界中のほとんど全ての水は、かつてはクラゲの生と死を何度も経験した「クラゲ水」だと思って間違いないと思う。
そうやって我々の体だけでなく地球上を駆け巡る彼等の事を考えてみると「意識」を持たせるのはひどく「酷」な事のように思えてきた。
例えば我々人間を構成する水分でいる時には、様々な感情に苛まれ「意識」を止める事ができず、ひどく疲れてしまうに違いない。
せめてクラゲでいる間は、何も考えず潮の流れに任せてプヨプヨと浮いていたいのだろう。
もしかするとクラゲには、水に浸透してしまった様々な「意識」や「感情」を浄化する触媒の様な役目があるのではないだろうか。
彼等はただの食物連鎖の一つではなく、もしかしたら何か我々人類が想像もできない大きな役目を担っているのかもしれない。
そう考えると・・
っかどうかは分からないが、10日弱で刺された跡が治ってきている。まだまだ私の新陳代謝も捨てたものではない。
私もクラゲの様にあるがままに生きよう
近所だし、今年のくらげについて知りたかったので
参考になりました。
おもしろく、楽しく読ませていただきました(^▽^)/
junさん、やはり今年の湘南はヤバいらしいですね。
友人の子供達も被害に遭われたそうです。
お気をつけ下さいませ🙏
クラゲ奥深し・・・
クラゲヤバい・・・