どんなに辛い状況でも境遇でも、成し遂げる人は成し遂げる。
できる人はできるんだよ。
才能だって君は言う。もっと金持ちの家に生まれていれば、もっと美男美女に生まれていれば、運さえあればと君は言う。
世の中のせいだ、育ちのせいだ、アイツのせいだ、コイツのせいだ。
他人の責任にして、君はいつも自身のバランスを保っている。
でもね、実はそんな事は大した事じゃないんだよ。
やるかやらないかだけ。
楽しむか楽しまないかだけなんだ。
どんなに時間がなくたって。
どんなにお金がなくたって。
どんなに生い立ちが不幸だって。
そんなものは大した理由にはならないんだ。
どうしても納得できないなら、自分が世界を変えればいんじゃない。
自分の思い通りにしちゃいなよ。
それができなければ、自分自身の考え方を変えるか、いつもみたいに逃げ出すしかないよね。
たったそれだけの話だよ。
自分が変わるのは、「負け」だって?
だったら、ずっとそのままだっていいと思うんだ。
そのまま歳食って、アイツのせいでできなかったんだ。あの人さえいなかったらできたのにって死ぬまで言ってればいいと思うんだ。
だって何をしようと、何を言おうが君の勝手なんだから。
そう、きっとアイツがいなかったら・・
もし君の父親さんが、強力なコネクションを持っていたら・・
君の思い通りに地球は回っていたのかもしれないね。
人間関係の基本
人は誰でも、自分を中心に世界を回しているという事を覚えておかなければいけない。
それはつまり、自分の起こす行動の全てはおおよそ正しいんだと信じてしまっているという事だ。
しかし自らの価値観、正義観、道徳観、倫理観が全ての人に当てはまるなんておごりはするべきではない。
例えそれが、友人同士、恋人同士、夫婦間であってもだ。
人はどんなに目の前の事が間違いだと自覚していても、行動を起こすからには自らを納得させる為に、ありとあらゆる理屈を考えだせる生き物なのだ。
70%ぐらいは正しい人間がいるのかもしれない。ただし完璧な人間はこの世に存在しない。
自らが完璧でないのと同様に、友人、恋人、夫婦であっても完璧な相手なんてものは存在しない。
自分が絶対に正しいなどとは絶対に思わない事だ。
常に謙虚であれだ。
謙虚さがない人間は、人間関係、商売、投資だってうまくいってるのを見た事がない。
もし相手を変えたいと思うのであれば、自分が変わる事だ。自分を変えずして、人を動かす事は容易ではない。
自らが変われば、相手を容易に動かす事ができる。
僕がたまに行く「蟹の懐石料理屋」の和室に飾らせている石碑だ。
人を変えようとしても
人は変わらない
自分が変わる事で
人は簡単に変わる
もし相手を変わらせたいなら、世界を変えたいなら、人間関係を変えたいなら、
まずは自分が変わる事だ。
人は、いくつになっても謙虚さだけは忘れてはいけない。