日本全国に散らばる愛宕(あたご)という地名、車で走っていると本当によく見かけます🧐
一体何を由来としているのか? さて・・・
思い出をたどる(あたごさん)
小さい頃、母親が「あたごさんに行く」と言っていたのをよく覚えています。連れられて行っていたのは神社。
そう、結論から言うと地名の由来は「愛宕神社」があり、その周辺地区を愛宕(あたご)という名の地名にしたというケースが多い様です。
実家から一番近いあたごさんと言えば港区、虎ノ門側にある愛宕神社。この神社もまた有名らしく、子供心に随分と急な石段だなぁっと思ってはいましたが、「出世の石段」と呼ばれていて上を目指すビジネスマンの間では東京屈指のパワースポットの様です。
っと自虐ネタを挟みつつ、まぁ誰もが上を目指してる訳ではないですからね(ノ)・ω・(ヾ)
神社そのものは、火を司る神様として有名で防火、火伏せに霊験のある神社なんです。 火事から家を守ってくれる様にと
「火迺要慎 ひのようじん」と書かれた火伏せ札をキッチンなどに貼るといいようです。近隣だと飲食店の厨房などにもはってある店を見かけます)
「愛宕の三つ参り」というのはとても有名で、3歳までに「あたごさん」にお参りをしておくと、一生火事に合わないそうですよ☝
愛宕神社は全国で900以上の支社があるそうなので全部ではないにしても、その周辺の地名が「愛宕」となれば、そりゃ〜
日本全国で見かけるバズですね(ノ)・ω・(ヾ)
その全てを取りまとめる総本宮が・・・
日本三大愛宕神社と総本宮
日本各地に存在する愛宕神社の総本宮は、京都市の左京区にあります。
他、東京の港区。あとは福岡の西区が「愛宕神社」では、とても有名有力な神社なのでこの三社を総称して「日本三大愛宕神社」と呼んでいます。
面白いもので、京都市内で一番高い山に鎮座している総本宮に習ってか、東京、福岡の支社もその土地周辺で一番の高台、山にあるのは、愛宕神社特有のものなのかもしれませんね。
「あたご」という語源で面白いのが、伊勢神宮や古事記の事も書きたいと思っていたんですが、愛宕神社で祀られているのは迦具土命(カグツチノミコト)と伊邪那美命(イザナミノミコト) です。
古事記によれば、カグツチはイザナギとイザナミの間に生まれた「火の神」であり、 生まれた時に母親であるイザナミを焼死させてしまったとされています。
この故に「仇子」(あたご)と呼称され、 それが「愛宕」の語源となったという説がある様です。
またまた余談続きになりましたが、日本三大愛宕神社をまとめてみましょう🎶
1.愛宕神社総本宮(京都、左京区)
[電話]075-861-0658 [住所]京都市京都市右京区嵯峨愛宕町
大した情報もなく渡月橋から歩いて登った事があります。高尾山的な感覚で行ったら大間違い😱💦
片道2時間はかかりガチな登山になってしまいました。昼過ぎには下山するはずが夕方になるという・・・💦
京都の町が一望でき達成感はありますが、それなりの準備と気合が必要になります。
総本宮は修験者による古より信仰の山、千日参りでも有名になりますね。
2.愛宕神社支社(東京、港区)
[電話]03-3431-0327 [住所]東京都港区愛宕1丁目5番3号
東京23区最高峰の出世のパワースポット「出世の石段」があります。
もちろん「日防の札」、それと何故か「菅原道真」も合祀されているので、学業にもいいのかな🤔?
地図を見てもらえば分かると思いますが、やはりこの近辺も「愛宕」の地名がありますね。
「愛宕のヒルズタワー」とはなかなか・・・。
小さい頃は本当に周りも雑踏としていたのに、随分と洗練されてきちゃったなぁ・・っと、別の所で感慨にふけてしまいます。
ちなみに・・・
愛宕山にある梅が咲いているのを見て、「誰か梅の枝を馬で取ってくる者はいないか」と言ったそうです。
讃岐丸亀藩の家臣・曲垣平九郎が見事馬で石段を駆け上がって枝を取ってくることに成功し、その者は馬術の名人として全国にその名を轟かせたのが出世の石段のいわれだそうです☝
3.愛宕神社支社(福岡、西区)
[電話]092-881-0103 [住所]福岡県福岡市西区愛宕2丁目7−1
福岡、博多には何度か行った事はあっても残念ながら、こちらの愛宕神社には行った事はありません😨
福岡と言ったら、屋台と夜の中洲ばかりに目がいって🤩、「愛宕神社」があるなんて存在も知らなかったですね😓
こちらも福岡の街を見渡せる高台にあるそうなので、今度は行ってみたいなぁと思います。
ちなみに突然ですが、何でこんなに愛宕神社はこんなに支社の数が多いいのか?(900社オーバー)、歴史を紐解いてみたいと思います。
日本に神社の数が多い訳
簡単に説明すると、話は平安時代まで遡ります。
国の税金の取立ては非常に厳しく、大多数の農民はその日の食べ物も食うや食わずや・・(今もか😱)
そこで国が関与できない寺社に土地を寄付して、そこを耕し軽い税金を納めるという人々が続出しました。(節税か🙄)
地方などでは本宮などに社を分けてもらい、「○○寺社の土地」とするケースが多かった為、日本全国各地に寺社の地名が残っていったという事です。
愛宕神社の場合は、元々の修験者が広めたという側面が多いのかもしれませんが、「八幡」や「稲荷」、「春日」などの地名が各地に点在してるのは、日本人がただ信心深かったという事ではなく、こういった歴史的背景があったのもまた事実です。
愛宕神社(あたごさん)のまとめ
1.愛宕神社は火を司る神が祀られている(カグツチノミコト)
2.支社が900ヶ所もあるので、そりゃ日本全国で見るはずだ
3.出世したいなら港区の愛宕神社へlet’s la go
4.友人、知人が引っ越しや飲食店を出店したら、「火の用心お札」をあげたいな
あたごさん 火伏せの神だ 火の用心🚒
ハイ、どうもありがとうございました🙇