2018年12月27日
皇居,お土産

2018年、夏も終わり残暑厳しい9月の中旬、皇居の勤労奉仕に参加してきました。

実は2度目の皇居内、勤労奉仕

 

二重橋
今回は地元、品川の旧友に誘われての参加になりましたが、ず〜と昔、実は家族でも参加した事があるんです(^◇^;)

こう書くと・・・

普通の人
共産党員なのか? 右寄りなのか?

 

何て勘違いする人もいますが、全くそんな事はなく、両親共に偏った思想もなく純粋なボランティアが目的でした(・ω・)b

最初に家族で勤労奉仕に行った時は、僕自身が10代だったという事もあり、も〜〜本当に嫌々で、酷く時間の無駄をしたと思っていた事を今思い出しました。

色々思い出してきた🤔!

多分その頃の僕は、天皇というものが、そもそもどんな存在かも分からず、働かなくても遊んでいられる人(生きれる人)

羨ましいけど・・

そもそもそんな人、必要なの?
税金使って!!

そんな事を思っていた気がする・・

ゴマ
お兄ちゃん、バカ無知だったからねぇ🤗

 

今日は辛口なのね~、ゴマちゃん・・

 

そう、やはり歳を重ねて日本の歴史を知り、「古事記」を読み「日本書紀」も読み、天皇という存在は何なのか?
日本という国と、どう関係し、どんな繋がりがある存在なのか?

万世一系の何がそんなに凄いのか?

今でこそ「象徴天皇」という言葉で呼ばれてますが、天皇はまさしく日本という国の象徴。

日本=天皇であって、天皇が日本そのものであって、日本国民の統合が天皇そのものになるのです。

普通の人
???

 

またこんな事を書いていると、どんだけ崇拝してるんだ? っと思われがちですが、決してそんな事はなく僕みたいな普通の人が、皇居内勤労奉仕に行くと、どんな感想を持つのか気楽に読み進めてもらえたら嬉しいです。

今回の勤労奉仕の参加理由

 

今年僕が参加したのは友達に誘われ、その時ちょうど時間もあったので、暇つぶし程度の感覚でした。

以前両親と訪れた場所に、もう一度行ってみたい・・・

若い頃は何も感じなかったけど、歳を重ね、あの頃の両親の歳に近づきつつある僕が何を思うのか?

父と母は何を考えてボランティアに参加していたのか?

そんな「追憶」も兼ねての思いがあって参加する事にしました。
そう・・、僕は追憶が好きなんだろう・・

 

 

勤労奉仕の参加要項

 

皇居内ボランティアは「フラッ」っと行ってできるものではありません。

普段一般には入れない場所までいくので、それなりの身分証と参加できる条件を満たしていなけれはいけません。

簡単な概要をざっくりと書いてみたいと思います。

参加できる年齢と資格

 

15歳〜75歳くらいまでが参加可能
また、軽作業をするので自分の健康に責任が持てる人。

宮内庁に事前に予約

 

事前に宮内庁に予約する必要があります。(大体、半年前までに)
また、団体での参加が条件なので15名以上の仲間を集める必要があります。
もし「個人」で参加したい場合は事前に、そういったボランティア団体に参加しておく必要があります。

個人的には・・
この段階で身分証の審査、及びに思想の有無、犯罪歴などを公安、もしくは警察庁に照会してるのかなぁ?? なんて考えすぎ?!

 

もちろん僕は、真っ白、しろ助だからokよ🤞

 

勤労奉仕の日程

 

平日の連続した4日を休める人(7月と8月以外) (例えば月曜〜木曜まで)(火曜〜金曜までとか)

勤労奉仕でかかるお金

 

当然、参加は無料ですが、経費は個々が持つ事になります(お弁当や交通費、軍手や作業着など)

禁止事項

 

当然、遊びじゃないので作業中の写真撮影などは禁止です。

危険物の持ち込みも当然禁止です。

他、興味のある方がいたら宮内庁のホームページに詳しい事が書いてあります。
(人気があるので、空いてる日のスケジュールなども)

 

勤労奉仕の楽しみ方

 

楽しみ方なんて書くと少し語弊があると思いますが、もはや観光気分です(ノ)・ω・(ヾ)

赤坂御用地や宮殿エリア、西エリアの皇室のプライベートエリアなど、一般では入る事ができない場所にも入る事ができるのも「勤労奉仕」の楽しみの一つですね。

その日によって受け持ちの場合が変わるので、4日間それぞれ新鮮な気持ちで作業を楽しむ事ができます。

朝8時〜16時までの作業ですが、実際には午前2時間午後2時間ぐらいの軽作業をしています。(掃き掃除や、庭の手入れの手伝いなど)

宮内庁の職員もついているので、建物の歴史や普段の生活、季節ごとの植物の話など、どなたもとても気さくに話してもらいとても好印象でした。

ゴマ
やっぱり観光気分だね!

 

that’s  light☝ 

 

天皇陛下、皇后様にご会釈

 

もしかしたら参加者全員が一番楽しみにしている時間なのかもしれないですね。

勤労奉仕中、両陛下、もしくは皇太子殿下にご会釈できる時間を設けてもらえます。(外遊?などなければ)

各グループが整列してる中、団長に声掛けをしてもらい、参加者全員に目配せをしてもらいました。

ゴマ
春、秋の園遊会みたいなものか?

 

まぁ、そんな様なモンです

 

園遊会

もちろん服装はこんな正装じゃないですけどね☝💦

 

一般人で両陛下を間近で見られる機会なんてまずないので、これは貴重な体験になります。

何度も参加している団長の話しだと、この場で感動のあまり泣いてしまう人もよくいるそうです。

こんな比較は軽々しく書いてはいけないのかもしれないけど、有名人や芸能人は何人も見た事はありますが、そのどれとも違うオーラというか・・・
(そもそも芸能人にオーラを感じた事がない)

天皇陛下は何と表現したらいいのか・・

穏やかな・・

本当に穏やかな。

1000年以上前から日本という国の中心であり続けてきた万世一系の血筋がそうさせるのか・・・

昭和に入ってからは「象徴天皇」となり、日本国民の民への祈りと世界平和の祈りがそういうお顔、オーラにさせるのか、上手く表現できませんが「慈しみのオーラ」と言えばいいのか・・
とても心が洗われるような気持ちになったのは事実ですね。

そして僕が個人的に衝撃を受けたのが、皇后美智子さまでした。

普段、人生全般において快楽主義であり、ふざけた存在の僕が初めて感じた感覚でした。

団長が涙を流す人がいるというのも頷ける様な、どう表現したらいいのか・・

そう、まるで菩薩様の様な、後光が見える様な、存在そのものが「愛」に包まれているんじゃないかと・・・

ゴマ
謎の自信に包まれてるだけのお兄ちゃんとは全然違うね(。・ω・。)

 

 当たり前です!

 

民間から嫁ぎ、国民の為に祈り続けるという天皇陛下の「使命」を支え続けてきたからこそ纏える「愛」。
それはもう、もはや日本国民にとっての「母」という存在なのかもしれないですね。

勤労奉仕中のお土産

 

皇居,お土産2

勤労奉仕中、お昼ご飯の間などで皇居内の売店でお土産を買う事ができます。

皆さん、これも楽しみの一つと、カゴいっぱいに買ってる人がいました。

「菊の御紋」が刻印され、外では絶対に買う事ができないと、人にお土産で買っていく人が多いみたいです。

チョコやカステラなどのお菓子類。
ワインやお酒、お猪口やグラス、財布、小銭入れなど随分と種類も豊富です。

皇居,お土産3

僕がコレクションしている金貨に「菊の御紋」も仲間入りです(^-^)v

 

・・

 

・・・

 

・・・・

菊の御紋

っと、コチラはチョコレート金貨でした(●´艸`)ムフフ

値段も全体的に良心的な価格です。

ふと気になってお菓子やカステラなどの裏面、販売元を見てみると、誰でも知ってる様な大衆有名メーカーが作っているものが多く、少し以外でした。

これも皇室御用達になるんでしょうか?

一つ残念だったのが、時代の波でしょうか? 昔は「菊の御紋」が入ったタバコが売っていたと思うんですが、今回は置いてなかったですね。

菊の御紋,タバコ

実家には当時、父が買った「菊の御紋タバコ」が1カートン、何故か封を切らずに今だに置いてありますけどね。

昔は身分の高い方達は、皆さんタバコを嗜んでいたそうですが、最近では世の中の健康志向が皇室まで影響してるんだと少し感慨深いものがありました。

iQOSに「菊の御紋」が刻印されてたら間違いなく買ってましたよ☝(笑)

皇居内の勤労奉仕のまとめ

 

若い頃に行った勤労奉仕。
当時はまるでつまらなかった4日間も、歳を重ね同じ活動をしているだけなのに、随分といろいろな事を考え感動する事も多かった。

それはきっと若い頃より、個人的にもいろいろな経験を積み、多少なりとも「日本の歴史」にも詳しくなってきたからかもしれない。

宮内庁庁舎を職員さんに案内(奉仕中、何度も通る)して頂いた。

宮内庁

70年前の終戦間際、その後の日本の運命を大きく左右する政府と陸軍省との瀬戸際の攻防があった場所に立ち、とても感慨深かった。

当時の昭和天皇を始め、政府首脳陣の平和を希求する捨て身の努力がなければ、今の日本の姿は間違いなくなかったのだろう。

もし終戦が8月15日を数日遅れていただけでロシア軍は北方領土だけに留まらずに、北海道、東北まで侵攻していただろう。

もし、そんな事になっていたら日本も朝鮮半島(韓国、北朝鮮)やドイツの様に、同じ日本人なのに北と南に分断されていたなんて事が起こっていたかもしれない。

アメリカもまた、数日後には更なる原爆の投下も計画にあったと近年になって表に出てきている。

当時の昭和天皇の神の一手の様な英断がなければ、その後の日本の在り方が全く変わっていたのは間違いないだろう。

混乱と混沌のカオスの中、僕の先祖(お爺さん、お婆さん?)辺りの歴史も多少の変更があり、僕の父親や母親すら生まれていなかったかもしれない。

当然、僕という存在もなかったかもしれない。

随分といろんな事を考え、感慨に耽ていた。

終戦あたりの歴史は、ノンフィクション作家の半藤一利さんの「日本のいちばん長い日」が面白かった。

 

話は逸れましたが、皇居内勤労奉仕は日本の天皇を中心とした歴史や、宮中祭祀など天皇家と神道の関係性やあらましなどを理解していると、なおいっそう楽しめると思います。

ただ一般に公開されない場所など、純粋に自然を満喫するのもいいと思いますけどね🤗

ゴマ
だから観光気分じゃダメなのよ☝ 

 

ごめんちゃい (ノ)・ω・(ヾ)

 

平成最後の一般参賀(2019年)

 

一般参賀

両陛下は退位後、滅多に表に出てくる機会が少なくなると思うので、来年2019年の一般参賀は想像を絶する数の人が集まる事が予想されています。

早いもの順なので前日とかから並んじゃうのかなぁ〜😱

僕にはちょっと「そこまで感」がありますね😨

ゴマ
正月はワイハ〜でしょ、ワイハ〜🏝

 

そだね〜💕(カーリング女子風に)

 

退位後、上皇、上皇后となられたお二人はしばらくの間、品川にある「高輪皇族邸」に移られるそうです(仮住まい)

宮内庁の職員さんの話しによると・・

職員さん
もしかしたら「高輪皇族邸」でも勤労奉仕があるかもしれないですよ。かもですけど🙂

 

そんな話しをしていたので、もしまた行けたらまた感想を書いてみます(。・ω・。)

天皇皇后両陛下にご会釈2018 (皇居内ボランティアに参加して思った事)

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天皇皇后両陛下にご会釈2018 (皇居内ボランティアに参加して思った事)” への2件のフィードバック

  1. 面白かった。そんな制度があるなんて初めて知りました。ありがとうございます。

  2. コメントありがとうございます。
    何か不思議ですよね〜。ひと昔前までは、天皇のお姿を庶民が見るなんて不可能だったんですけど、まぁ時代の流れと言うか、今の時代では、とてもそれじゃ通用しないとは思いますが、国民との触れ合いを大事にしてくれていますよね。
    また、高輪邸に行けた時は感想を書いてみたいと思います(^^)

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