毎年毎年… 年末になると穴だらけの障子を「ぁ〜腰痛て」なんて言いながら、今だに半日がかりで頑張って障子を張り替えているお父さん!
朗報ですぞ!
和室離れが急速に進む今日このごろ、障子といえば「和紙」という先入観がまだまだ強いですが、最近ではプラスチック製障子がとにかくスゴイ!
…の三拍子
ご存知、私です🙏
今夜は私が長年愛用している「プラスチック製障子紙」の良いとこ悪いとこをお伝えしていきたいと思います。
プラスチック製障子紙の質感
まず最初にお伝えしたいのは、プラスチック製だからといって固すぎたり柔らかすぎたりというような事は一切ない。
素材がプラスチックというだけで、見た目が「あれっ?」や、光に反射してしまうなどの違和感はまず感じられない。言われなきゃ分からない…… 何なら言ってもよく分からない「紙と遜色ないレベルの見た目」と言って差し支えないだろう。
その割には、汚してしまっても水拭きで拭けるというんだからプラスチック様々ですな。
とにかく破れない!
もうこれに尽きると思います。
普通の障子紙であれば、猫や子供達による無慈悲な攻撃の前になす術もなくあいてしまっていた「穴」も、プラスチック障子ではまず破れる事はない。
よほどの家庭内惨事や、悪意ある掃除機チョップでもない限り破れることはまずないというのが経験者である私の素直な感想。
前回のプラスチック製障子を張り替えてから8年にもなりますが、一つも穴あきする事なく今回の張り換えをむかえた次第です。
では今回、破れてもいないプラスチック障子をなぜ張り替える事にしたかと言えば・・
さすがに日焼け(紫外線焼け)していた
プラスチック製障子は破れる事が少ないので、どうしても長寿命になり、それはそれで喜ばしいのですが、どうしても障子自体が「日焼け」してしまう。
しかし、ぶっちゃけ新旧比べなければ「違い」に気づきもしないので、10年は余裕のよしこさん…… いやいや、破れさえしなければ20年張り替えないのもアリかなぁとも思う今日この頃であります。
ちなみにプラスチック障子は、紫外線を95%以上カットしてくれるので、畳や家具が焼けで変色する事がないというのも嬉しいところ。
更にはプラスチックの特性上「風を通さないから冷暖房の効率アップ!!」っと説明では謳ってはいるものの、これについては測った事もないし体感的にもぶっちゃけ「よく分からん」というのが率直な感想。
とにかく簡単にはがせる
「ザッッ」
っとはがすだけ。一度、施工したプラスチック障子は次の張り替えがとにかく「楽!」 普通の和紙の場合だとこうはいかない。
経験者なら分かると思いますが、天気の良い日を選んで朝から障子はがして、格子に残った「のり」を外で洗って乾かして…… 一枚二枚ならまだしもそれ以上の枚数をキレイに仕上げようと思った日ニャ〜もはや一日がかりの大仕事。
プラスチック製障子紙は専用テープで貼ってあるだけから「剥がし」がビックリするほど簡単なのです。 かといって剥がれる事もない優れもの。
貼り付けも楽チン!
格子に沿って「専用テープ」を貼っていくだけ。あとは両面テープを剥がした上にプラスチック障子をコロコロ転がして、しっかり張って押し付け、余分な部分をカッターでチョキン。
言うほど「楽」ではないかもしれないが私の場合、4枚で一服入れながら〜の… 2時間ほどで終了。
オシャレ? …かどうかは・・?
前回は「もみじ」 今回は「美桜」という柄にしました。
そう言えば「もみじ」は施工当時、もっと赤く色づいてたのに色が抜けたのかな?
今回の「美桜」もイラストだとピンクの発色がいい感じなのに、実際はかなり薄い発色でそこが不満ポイント。
次回は… 子供達がその時まだディズニー好きだったら「ミッキー障子」にしてやろうと今から思案中ナリ
唯一のデメリットとは・・
これはもうハッキリ言って「お金」の問題でござる。 普通の和紙なら数百円程度で済ませられるところ、プラスチック製障子紙は一枚平均2000円(ピンキリ)と思ってもらいたい。+専用の両面テープが一枚につき400円くらい?
つまりは一枚張り替えるのに2500円。
4枚張り替えると約10000円。
数百円で張り替えられる和紙と比べるとその差は10倍以上。
仮に10年もつとして手間暇を考えた場合、私にとっては激安と感じますが、それは人それぞれの生活スタイルによってですかね。
「プラスチック障子紙」お勧めナリ
※しつこいようですが「貧乏の神」とは、私の心の奥底に宿る時間やお金を究極的に節約する神の事である