2匹の猫(自称)が繰り広げる、愛と冒険のスペクタクルファンタジーな冒険の世界によくぞおいでくださいました。
本日は猫好きな方も、そうじゃない方も、世界中の誰もが疑問を抱いてる問題。
なぜ猫は干支(十二支)になれなかったのか?
を中心に、干支自体についても少し簡単に考えてみたいと思います。
干支の話しなんか正月ぐらいしかする機会がないと思うので、まだこの話を知らない全国の男性の皆さん!
1.ネズミに騙された説(干支になれなかった猫
ここからは僕が心底大好きで、寝る前の子守唄代わりに見ている「まんが日本昔ばなし」の映像を参考に話しを進めさせてもらいます。
むか〜し昔、まだ八百万の神が日本にいた頃のお話です。
神様が国中の動物達に向けてこんな手紙を出しました。
名誉ある十二支が選ばれるという事で国中の動物達が色めき立ちます。それぞれが作戦を練る中、そこに、マイペースで気まぐれ屋で例のあの方が・・
のんびり屋の猫が仲良しのネズミに聞きました。そこでズル賢いネズミは・・
猫は名誉ある十二支になる為に前日(1月1日)から出発する事にしました。
ネズミは小さい体なので、早起きが得意な牛さんにお願いて背中に乗せて行ってくれる様お願いしました。
気の優しい牛さんは了解し、さて運命の干支を決める12月31日がやってきました。
それぞれが名誉ある十二支を目指し神様の元へ急ぎます。
辺りが暗くなり、それぞれが1位を目指す中、早くに出発した牛さんチームはもう神様の目の前です。
するとさっと牛から飛び降りたネズミは一目散に神様の元へ走って行きます。
怒っても優しい牛さんは2番着です。
その後、虎、兎、辰、蛇、と次々に動物達が到着してきました。
猿と犬は途中までは仲良く神様の元へ向かってましたが、そのうち我れ先にと喧嘩になってきました。
猿は犬を置いて先にいってしまいました。犬は鳥にも抜かされてしまいます。
猿、鳥、犬
それ以来、猿と犬は「犬猿の仲」と言われるほど仲が悪くなってしまった様です。
最後に到着したのは猪。これで十二支全部が揃いました。
鼠、牛、虎、兎、辰、蛇、馬、羊、猿、鳥、犬、猪、
一方ネズミに騙されたあの方はというと・・
1月2日の午前0:00にやって来た猫様
自分が1番だと思い大喜びです。
しかし待てど暮らせど誰もやって来ません。たまらず猫様、神社の木の枝で眠っていた小鳥さんに聞きました。
「十二支は1月1日の午前0:00には決まっちゃったよ。1番はネズミさんだよ」
猫様怒り心頭!!
それ以来、猫はネズミを追いかけ回すようになったという事です。(最近では実感がないと思いますが、古来より穀物などを食い荒らすネズミを追いかけ退治する為に猫が飼われていました)
動物の特性を表した非常に面白い話しですね!
「まんが日本昔ばなし」(昭和版)は、こういったシャレの効いた話しが満載で本当に面白いんです!
人生を生きる上での教訓と哲学、古き良き日本人の原点を描いているアニメなんですが、その魅力はまた別の機会にでも語りたいです(・ω・)ノ
あっ、少しだけ記事にしてみました。
では次に簡単に十二支の動物達の意味を簡単に解説してみたいと思います☝
十二支の意味とは?
それぞれ生まれた年の干支ごとに縁起のいい意味が当てられています。
各動物の特性を表していますが、ここでのポイントは占いと一緒で決して悪く言わず、誰にでも当てはまる様に丸く収めています。
1.ネズミは子供は倍々に増えていくので子孫繁栄、行動力があり財を成し得ると言われています。
2.牛は労働力にも食料にもなりとても大切な存在です。誠実さと粘り強さがあると言われています。
3.虎は決断力があり英知があります。
4.ウサギは大人しく家内安全。温厚と従順さがあると言われています。
5.辰は皇帝の動物。正義と信用の象徴とされています。
6.蛇は執念深いが、恩も忘れないという。好奇心旺盛であり情熱があります。
7.馬はこちらも労働力にも食料にもなります。陽気の象徴です(簡単・・)
8.羊は群れをなす事から、家族の平和と安全、穏やかさの象徴とされています。
9.猿は中国で古くから神の使いとされ、山の賢者、器用さと臨機応変の象徴とされています。
10.鳥は商売繁盛などの縁起いい動物です(酉の市など) 世話好きで親切さの象徴です。
11.犬は古くから人間との関わりが深く従順であり、努力家で勤勉さの象徴とされています。
12.猪の肉は万病に効くとされ、無病息災、猪突猛進、勇気の象徴とされています。
ここでもし干支に猫が入っていたらどんな意味になっていたのかと想像するとこんな感じかな??
13.猫は気まぐれな為、信用ができず心変わりが激しい。そこが可愛いが信用はするな。とにかく信用だけはするな(●´艸`)ムフフ
2.ネズミを殺しちゃった説(干支になれなかった猫)
こちらの方が「なぜ猫が干支になれなかった?」では有名な話しですね。
お釈迦様(ブッタ)がキノコの食あたりで滅せられたのは有名な話しですが、死の直前、薬を取りに行ったネズミを猫が食べてしまった事が原因とも言われています。
でもね、確かに不思議なんですよね。
干支の起源は古代中国。3000年以上も前の記録からも干支の概念があり、2000年前の記録あたりからは12年周期の考え方を庶民に浸透させる為に身近な動物を当てはめてある記録が見つかってるんですよ。
猫の起源は古代エジプトにあり、十二支の動物が割り当てられた頃(2000年前)には、とっくに中国ではペット(家畜用)でも飼われていた記録があるんですよ。
それならば身近な猫を十二支に入れても良かったんじゃないかと思うんですけどねぇ。
でも実は「猫が十二支に入っていない理由」なんてそもそも大した理由もなく、中国の当時の皇帝が猫嫌いだったとか、発案者が猫嫌いだったとか別に真相なんて単純なトコにあるのもまた真理なんですよねぇ☝
猫年は存在している?!
日本の干支では「猫年」はありませんが、世界を見渡すと実は「猫年」は存在しているんです。
東南アジアのタイやチベット、ベトナムでは「猫年」が存在します。
これは中国語のウサギの発音の「Mao」が東南アジアの猫の発音の「Meo」と良く似ていたからじゃないかと言われています。
またブルガリアでは日本の干支の寅年が「猫年」になっているそうです。
トラはアジアが生息地域だったからヨーロッパでは馴染みがなかったのかもしれないですね。
猫?? いやいや古代中国はスゲェよ
なぜ干支に猫がいないんだと考え始めましたが、行き着くトコは「やっぱ古代中国は凄い」になっちゃいますよね。
干支とはつまり、「年、時間、方角」などを庶民でも分かりやすくする為に動物を当てはめていった概念ですよね。
この考え方って中国を中心に周辺諸国にバッチリ根付いてるんですよ。
日本にこの概念が伝わり記録として残っているのが「日本書紀」の553年、それ以前に日本に果たして時間的、方角的概念が根付いていたかも疑わしいトコです。
この発明、概念って今だに日本では使われている事で、干支の動物達は時間でも当てはめらています。
例えば「草木も眠る丑三つ時」と言えば十二支を1日の時間で分割すると「午前3:00時くらい」
方角だって今だに干支で通用しなくもない。
これ家を建てた事のある方なら分かると思いますが、鬼門(丑寅の方角)には水回りを置かないとか、一流企業さんでも会社の鬼門なんかを気にするなんて事が、現在の日本でもどっぷりですからね。
日本人が何故か今だに、いざという時に必ず気にする「六曜」の起源だってやはり中国の三国志時代の遺物。
「結婚式は大安だ」「葬式は友引はダメだ」とか、もはや法律なんじゃないかってくらいの影響力がありますよね。(現在の中国では全く六曜は使われていないというのが、日本チョット切ないですが💦)
現在の日本人では「中国=コピーする国」なんて言われようですが、実は長い目で見れば文化的に「日本=中国のコピー国」でも間違いはないと思います。
(現在の中華人民共和国は漢民族だから関係ないとか、そんな事は考慮せず)
個人的にはもう10年くらい前から世界の覇権はアメリカから中国に移ると確信していましたが、(投資も中国寄りにシフトしている)、また時代は変わり僕らの孫世代ではまた中国に技術的、文化的にも教えを請う様な時代がやってくるかも・・・
いや、超絶監視社会になっていく中国に学ぶ様な事は何一つないかな??
っと「十二支と猫」とは全く関係ないトコに到着した所で今晩はお開きにいたします。
2018年12月31日午前1:00