2022年12月12日
オイルフィルター,観察

 

どうでしょうか?
実際「車のオイル交換は必要だよ!」何て言われていても、普通その汚れ具合をガチで検証するお人なんて、メーカーの研究員ぐらいしかいないのではないでしょうか?

 

そんな気味の悪いヤツなんて・・

 

そう… それこそが・・

ご存知、です🙏

 

 

ゴマ
キモいよね〜

 

・・・

 

だよね〜

 

さて、今夜は時間がないのでササッっと過去写真を並べてオヤスミしたいと思います。

 

観察対象と倍率、オイルスペック

 

 

随分と前置きが長くなりそうですが、私が最近使用しているオイルは「Castrol MAGNATEC PROFESSONAL 5W-30」です。

使用倍率は100倍と250倍のみです。この倍率でも玉ねぎ表皮で「細胞核」まで観察できるのでオイルごときであればこれで十分。

 

玉ねぎの細胞核 玉ねぎ,細胞核

 

ちなみに私が所有している2000倍の高倍率の顕微鏡であれば、血液中の赤血球や男子諸君のジュニアのお顔だろうがハッキリと観察できますが、マニアックな顕微観察はまた別の機会にでも・・

 

観察対象

 

1.   使用前のエンジンオイル

2.   2年ほど使用したエンジンオイル

3.  ほぼ4年ほど装着したオイルフィルター

 

この3点が観察対象でございます。
車のメーカーはレンジローバー・イヴォーク。使用頻度は私専用のセカンドカーになっているので、年間3000km未満です。

 

では始めます

 

1.使用前エンジンオイルの観察

 

オイルフィルター,観察

当たり前にキレイです。実際は汚いエンジンオイルの後に観察しているので、それを拭き取った「水滴や気泡」が映り込んでしまいました。この画像で100倍ですね。

 

2.2年ほど使用したオイルの観察

 

フィルター,イヴォーク

最近、投稿した「エンジンオイル・フィルター交換に便利ツール」の時のドロっと落ちているオイルを採取してます。

見た感じが真っ黒オイルなので、スラッジや金属片を見つけられたら「萌え萌え」しちゃうのは言うまでもありません。

オイルフィルター,観察

 

ではまず100倍から・・

 

オイルフィルター,観察

 

ゴマ
ビールだろ🍺?

 

生だろナマ?

 

そう思われても仕方ありませんが、正真正銘の2年物のオイルです。意外に汚れてないモンだと期待はずれ感が否めませんが、更に倍率を上げていきます。

 

250倍率

 

オイルフィルター,観察

おっと! これはなんでしょうか? フィルターを変えるとわずかな光の反射が確認できます。大きさ的には20μm程度かな…  当然肉眼での確認は不可能ですが……  もう少しゴロゴロと1mmくらいのスラッジや金属片があるのかと思っていたのでガッカリしていたのをよく覚えています。

 

ってあなた何様!?
オイルフィルター,観察

 

何だかガラス繊維のような、ビニールのような物を発見しました。スマホ倍率も使っているのでこちらも20μm程度。何なの? 黒いモンが付着してるように見えるけど・・

一滴の中に2つほど見つけて「ん〜」っと天井を眺めてしばらく考え込むも推測できなかったのですが、答えは後ほど判明いたしました。

 

3.オイルフィルターの分解と観察

 

オイルフィルター,観察

これはもう率直に言って苦労しました。
確か1ヶ月ほど外で天日干しにして、フィルターに染み込んだオイルを抜こうとタオル敷いて面倒見ていたんですが、いつまで経っても「ポトポト、ポトポト…」 自虐になってしまいますがハッキリ言って「暇人だね」としか掛ける言葉が見つかりません。

密閉型エレメントなので、最終的にはバールとトンカチでこじ開けたのですが、その際キッチンにて「オイル漏れ」のプチ惨事があったのですが、スマート男子はそういう苦労話をしないものです。

 

まだしみてんのかよ… 
オイルフィルター,観察

 

1ヶ月ポタポタしてもまだビッショリとはそのフィルター機能には恐れ入ります。
その間に熟成されてしまったのか……  バカッ鼻の私でも悶絶するくらいの「嫌なオイル臭」でした。

 

何だコレ、ダイボールかよ?

 

オイルフィルター,観察

フィルターをちぎってみると、こんな感じの質感でした。素人勘では使用時、下部分に位置していたフィルターの方がゴミが溜まっていそうな気がするのでそこを観察対象としました。

 

オイルフィルターの顕微観察

 

オイルフィルター,観察

ここから先は「細胞」を観察する訳ではないので250倍率が丁度いいとの結論に達しました。

フィルターは主に合成繊維やセルロールが使用されていて、スラッジと呼ばれる燃えカスや微細な金属片などを効率的に吸着し、エンジンオイルをスムーズにろ過してくれています。

 

まさに・・
オイルフィルター,観察

 

黒く固着しているのはスラッジ。
輝いているのは、フィルターを変えてもLEDライトに反射しているので微細な金属片だと思われます。大きさ的には10μmにも満たないほど。

 

2年物のオイルに混ざっていた摩訶不思議な破片やビニール片らしきものは合成繊維だったんですね。

 

 

それにしてもコチラももっと汚れていれば「萌え萌えビーム」が発動していたのですが、このくらいでは私の下半身が熱くなる事はございません。

 

結論としては、2年使用オイル・4年使用オイルフィルターは「かなりキレイ」となりました。粘度もそんなに変わらず。

 

もちろんこれは上記してある通り、私の場合は走行距離が極めて少ないので、普段使いしている車のオイルとは比較できませんが・・

つまり私の場合は「3年でオイル交換・6年でエレメント交換」でもいいのかなぁと・・

 

・・

 

 

貧乏の神
ドケチかよ!

 

ケチ野郎が!

 

・・・

 

まぁ、そこはケチるとこではないですね…

 

さてさて、それではおやすみなさい。

 

※ちなみに「貧乏の神」とは私の心の奥底に住む、お金や時間を節約する神の事であります

 

【マニア向け】エンジンオイル・フィルターの汚れ具合を顕微鏡で確認するよ(ノ)・ω・(ヾ)

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