2019年12月11日

 

皆様、こんばんは。何だかんだで永福町系列店の大勝軒は月4回は食べてます・・

ゴマ
今宵もゴマです🙏

 

親から教えられた様に、僕も子供達に「永福町系列大勝軒」の美味しさを教えているところです・・

どうも私です🙏

 

大勝軒は大きく分けると、「東池袋系」「人形町系」「永福町系」「中野系」と4つに分ける事ができるのですが、今夜は僕が小さい頃より通ってた「永福町大勝軒」の本店のお話です (。・ω・。)

ゴマ
やっとだね!

 

永福町大勝軒本店・住所

 

大勝軒,本店

〒168-0063
東京都杉並区和泉3-5-3
TEL 03-3321-5048

僕がこのblgのカテゴリーにも作ってる大勝軒永福町系の本店」がこちらのお店です。

京王井の頭線「永福町駅」北口を出て、井の頭通りを挟んだ斜め前(要は駅前です)

大勝軒,永福町駅

車は、専用の駐車場がないので近くのコインパーキングにいつも停めています。

「大勝軒」と言えば・・

Aさん
えっ?あの、つけ麺の神様の山岸さんのお店?

 

そんな人がほとんどだと思いますが、それは「東池袋系列の大勝軒」の事で、味もスタイルも全くの別物なので勘違いしない様に☝

こちらの永福町大勝軒は1955年創業なので、1961年創業の東池袋の大勝軒よりも古く、こちらも行列のできる人気店で有名なんです。

永福町の大勝軒♪、大盛り縮れ銀トレー♪ 魚介スープにラードを落とし♪最後までアツアツよ〜♪

 

こんなラップ調の歌で、お店の特徴を抑えとくというのも一つの手かもしれませんね☝

ゴマ
・・・

 

・・・

 

大勝軒本店・内観&メニュー

 

大勝軒,永福町,内装

L字カウンターが13席に、テーブル席が2名掛け×1卓・4名掛け×2卓の計23席。

永福町大勝軒は支店も含めて、このレイアウトが大好きですね。っというか昔のラーメン屋に多かったレイアウトなのかな🤔

大勝軒,内観

この大勝軒ならではの、漫画とか週刊誌とかが積まれてる光景って昔ながらのラーメン屋って感じで、それだけで安心しちゃいます。

最近の小洒落た、客に媚びたラーメン屋じゃなくて、油ぎった漫画や週刊誌が置いてある昔ながらのラーメン屋が大好きです。(でも店内は清潔そのもの)

永福町大勝軒,草村賢治

もちろん大勝軒創業者「草村賢治さんの自伝本」も置いてあります(一度も読んだ事ないけどw)

 

ゴマ
店内に製麺所もあるよ

 

永福町大勝軒,製麺所

この店はお昼時、夕食時はガチで行列ができます。できれば時間に余裕がある時を狙いましょう☝(でも最近、昔より行列少なくなったなぁ・・)

永福町大勝軒のメニュー表

 

大勝軒,永福町,メニュー

本店はいたってシンプルなメニューです。
「ノーマル中華そば」が1130円とは、少々お高く感じますが他店の2倍の麺量があるのでこの値段でも安いくらいです。(元々が大盛りの為、メニューに「大盛り」はありません)

大勝軒といえば、「チュルチュルワンタン麺」を思い浮かべる方も多いですが、実は本店に「ワンタン麺」は存在しないんですね。
いつの間にか、のれん分けのお店の方で「ワンタン麺」の虜になっていたので、本店で食べられないのは残念です。

この日は来店する直前にステーキを食べて来てますが、ここは更に強気で「チャーシューメン(メンマトッピング)」をオーダーして男らしところをアピールします!(誰にかな)

では、いただきます🙏

 

この煮干しスープの香りがたまらん!

 

永福町大勝軒,チャーシューメン

この銀のトレーと、大振りのレンゲ、洗面器の様な丼が大勝軒の特徴でもあります。

一般的に麺の量が「2人分はある」と言われていますが、かつて5杯をペロリと完食した僕にとっては、こんなの朝飯前です😋

大勝軒,スープ

スープを覆う表面のラードは、最高級と名高いオランダのカメリアラードを贅沢に使用して、そのラードがどんぶり全体の熱を閉じ込め、最後までアツアツで食べ進められます。

ゴマ
火傷には気をつけてね

 

スープを一口いただいてからの~💕

 

大勝軒,スープ

ル〜🥢

 

大勝軒,麺リフト

ル〜🥢 おいし・・

 

ん〜、けど本店はやっぱり麺の固さを選べないので、どうしても柔らかめなんですよね。

小さい頃からの馴染みの味なんですけどね・・

現在の僕のジャッジとしては、やはり本店の麺の固さが選べないのは辛いですね。(創業者の意向で子供から老人までが食べられる様にと、細めの縮れ麺には柔らかめの麺が合うとの事で選べません)

それとあまりにも長い間、支店で食べ過ぎてる為か、本店はラードの量が多すぎに感じて少し油っこ過ぎに感じてしまう事があるんですね・・

それでも、本店(草村賢治さん)あっての「大勝軒」なのでリスペクトしてるし、本当に美味しかったです。

ごちそうさまでした🙏

 

創業者(草村賢治さん)のご冥福をお祈りします🙏

 

2018年8月、永福町大勝軒の創業者(草村賢治さん)が亡くなっていたそうだ。

今年2019年に入って訃報を聞き、それまで気にもしていなかったのに、何故かひどく心にぽっかりと穴が空いたような、居心地の悪い空虚感を感じていた。

物心ついた時から父に連れられて永福町大勝軒に来ていたので、小さい頃から当たり前のようにオヤジ(草村さん)の働いてる姿を見ていた。

そして、その姿は今だ鮮明に覚えている。

草村賢治
草村さん後ろ姿(画像転載)https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131805/13011769/

最近の「家系ラーメン店」のように威勢がいい訳でもなく、特に今日寄ったタリーズのお姉さんみたいに満面の笑みで迎えてくれる事はなかったが、落ち着いた雰囲気ながら徹底したお客様目線の、大勝軒独特のサービスに子供ながら感心したものだ。

・いつでも行列ができる為、突然の雨&日照り用にお客さんの為に、大量の傘(日傘)がいつでも用意されていた。

・レンゲが大振りなのは、女性が麺をレンゲに乗せて食べる人が多い為に、大振りに変更したのだそうだ。

・どうしても来店出来ない人の為に「中華そばのお土産」を発売したのも、創業者の発案だそうだ。

・いつでもお客の動きを気にしているから、お冷が半分くらい減ると直ぐに注ぎにきてくれる。喉が乾く季節にはたまらないサービスだ。

・客が席を立つと、椅子の音を頼りにどんなに忙しくても直ぐに精算できるようにレジへ来てくれるのも、常に目と耳でお客の動きに神経を使ってるという事だ。

この草村さんが作り上げた、お客様第一主義、プロフェッショナルなサービスの提供という遺伝子は、弟子、孫弟子と店舗を出す系列店にしっかりと伝わっているように思う。

もしかしたら、そういった「味」や「サービス」を確認して安心したいが為に、僕は系列店を巡回してるのかもしれない・・

僕は人生で一度だけサービス業を経験した事がある。若い頃、ウェイター&バーテンダーを一年程していた時期がある。

常に目と耳と記憶と、ウィットに富んだ会話でお客の要望を先回りし、トータルコーディネートな空間を演出してお客様に満足して帰ってもらう。
天職なのではないかと自他共に認めていたが、今にして思えば、幼少期から草村さんの後ろ姿を見てきた事も多少は影響していたのかもしれない。

人格の形成とは、自らの力だけで形成される事は決してない。
それまで出会えた人・物・時間などの経験や体験が現在の自分を形成していくものなのだ。形成されたものを「熟成」できるかどうかは、自らの努力と適正次第といったところだろう。

大勝軒という出会いも「サービス」や「おもてなし」の本質を、子供ながらに経験させてもらったのかもしれない・・

一期一会か・・

現在の自分は、過去の全ての出会いから形作られている・・

店を出た僕は、車が停めてある駐車場とは反対方向に歩きだしていた。

幼い頃、父に連れられてきたこの永福町駅周辺も随分と変わったように思う。雑踏とした駅前の雰囲気は変わっていないが、どこか洗練されたような・・

あぁ、いつの間にか駅ビルに変わっていたんだ。

人も街も変わり続けていく。
一切合切が変化していくこの世の中。

暮れかけた街並みにどこか寂しさを覚え、もう少し広い空が見たいと思った。

駅ビルの屋上に登り、空を眺め、どこか懐かしい風を感じた時、ふいに父の声が聞きたくなった。大勝軒の本店と草村さんとの記憶が合わさった時、そこに幼い頃に抱いていた父への憧憬が重なった。

全てが変わり続けていくこの世界で、唯一変わらないものがある。

子供への愛情と、その思いを伝え続けていくという事だ。

僕は、父と母からもらった愛情をちゃんと子供達に伝えてあげられてるだろうか?
夕焼けの空は、いつだって人をノスタルジックに、かつセンチメンタルにさせる。

永福町大勝軒,駅

ですね・・・、30個買って帰りましょう☝

 

ゴマ
随分と遠くまできたねぇ・・

 

みんな待ってるから急いで帰りますよ☝

 

 

【永福町大勝軒本店】伝説の中華そばはここから始まった(故 草村賢治さんを偲び・・・)

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